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ジョングクさんに分かりました、と伝えて、再び夕日に視線を移した。
水平線に向かって沈もうとする夕日は大きくて真ん丸で、今までにみたことないくらい綺麗。
考え事をしながら眺めると心が落ち着く。
船はどんどん夕日から遠ざかって行った。
JN「Aー、こっち手伝って」
「すぐ行きます!」
こんな綺麗な夕日はもう見れないかもしれない。
そう思って、船の先端でいけるところまで身を乗り出して携帯を構えた。
船が微妙に揺れるから難しい。ベストショットを狙って慎重に慎重に、携帯を動かして…
「きゃっ!!」
するとその時、突然船が大きく揺れた。
多分私の体が宙に浮いたのはほんの一瞬だったのに、意外と私の脳内は落ち着いていて。
視界は全部水。
あ、船から落ちたんだ。
そう考えるには十分時間があった。
ザブンッ!!
YG「何だ!船が止まったぞ!」
JK「Aさんがいません!!」
「誰か…!うっ」
助けを求めようとしても塩っぱい海水が口に入ってきて上手く叫べない。
先程ライフジャケットを脱いだせいで、今何も着ていないし、私泳げないのに!
必死にもがいても船に近づくどころか遠ざかってる。
誰でもいいから、早く、助けてっ…
JN「A!!」
JK「社長!?ちょっ!」
ザブンッ!!
目を瞑ったまま、私の腰に腕を巻き付けてくれた誰かに思い切り抱きついた。
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もね(プロフ) - まこさん» お待たせしてすみません(汗) 楽しみにしててください!! (2020年11月7日 19時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - おかえりなさい!待ってました!アップされるの楽しみに待ってますね! (2020年11月7日 11時) (レス) id: 158dfdb6fc (このIDを非表示/違反報告)
もね(プロフ) - まみむめもちもちさん» うわわわありがとうございます(涙)全ジンペンさんのために頑張ります\(^^)/最後まで楽しみにしててください〜!! (2020年8月9日 20時) (レス) id: 65a2b58aaa (このIDを非表示/違反報告)
まみむめもちもち - 面白すぎて一章から一気読みしてしまいました!ジンペンなのですごく嬉しいです!3章まで行ってもついていきます!無理せず投稿してくださいね(o^^o) (2020年8月9日 8時) (レス) id: dd0c08d8b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もね | 作成日時:2020年8月1日 0時