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《朔間零》
元五奇人にして元生徒会長
夜を統べる魔王様
艶のある黒髪に赤目
そんな彼と弟の凛月は間違いなく私の従兄妹だ
「Aまで凛月みたいなことを...!!!我輩悲しくて泣いちゃう、しくしく」
「まって、本当にだれ???私の従兄妹にそんな口調の人居ないんだけど。朔間零を語るのやめてもらっていいですか???」
私が憧れて夢ノ咲では肩を並べて活躍できるようにと目標にしていた朔間零は、こんなおじいちゃんみたいな人じゃなくてもっとギラギラしていた。
「なに、キャラ変でもしたの?できることなら今すぐやめてほしいんだけど。憧れてた従兄弟がこんな事になってるなんて、知りたくなかったぁ!夢ノ咲に来るんじゃなかったよ〜。」
「お主が居なくなってから、我輩もこの学院もいろいろ変わったのじゃよ。」
私が居なくなってから。
この学院の雰囲気が変わったのは、空気感からなんとなく伝わってきていた。
けれど実際に知り合いに出会ってみると、私の空白の時間にどれだけ変化があったのか思い知らされてしまう。
あのとき零くん達五奇人の側に居たのは私だったのに。
あの惨劇を、大切なあの子のお願いを叶えてあげられるのは私だったのに。
お願いを叶えるどころか、惨劇を繰り広げてしまったのは間違いなくこの私だ。
そんな私が夢ノ咲に居られるわけがないのに。
変わってしまった彼を見て、後悔の念が押し寄せてくるのは
私の知らない彼を見て、悲しくなってるのは
間違いなく私のココでの青春は、彼らと共にあったからだろう。
それ以外の理由があるとすれば、
私の逃げた環境を変え、私の知らない彼らを知っている噂の女神が羨ましいのだ。
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後悔と嫉妬
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厨二病だと最近知った(プロフ) - はじめまして!気になったんですが玲明が玲名になってますよ! (2022年5月2日 20時) (レス) @page11 id: 2b3cbfcb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天音 | 作成日時:2022年3月11日 21時