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まだ朝早くて夏だけど

少し涼しげに感じた


いつものようにベンチに座る

「そこ、慧の場所!!」

って今にも慧くんが怒りそうだ…



俺は目に涙をたくさん貯めた


もう、泣くのはやめようと思ってたのにな〜笑笑


上を向いて泣いたら涙はこぼれないかも
しれないけど

慧くんに泣いてるとこ見られてそうで

俺は下を向いた


その時、何かがベンチの下に置いてあるのに
気づいた




゜:。* ゜.



「まだ、一緒に…ウグッ」


見た夢がフラッシュバックする


俺はそれを拾った


それは


一生懸命誰かが握りしめていたせいか

ぐしゃぐしゃになっていた


その紙を開いて中を見る




⿴⿻⿸






『やまだへ』






クレヨンで書かれてあるその字は

紛れもなく慧くんのものだった

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作者名:Moppy | 作成日時:2018年5月26日 21時

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