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大ちゃんの携帯からは
いつもと同じようにHey! Say! JUMPの
お気に入りの曲が流れていた

『Hands Up』

なかなか大ちゃんが出なくて
俺はその曲を聞いていた

『立ち止まりそうな時も
振り返ればすぐそこで
背中を押してくれてた

君の笑顔』


なんで今この曲なの…

ついつい慧くんのニコニコでフワフワしている笑顔を思い出してしまう



「もしもーし!山田?」

いつものように元気のいい大ちゃん


「あ、あっ大ちゃん…」


大ちゃんもきっと慧くんこと…
そんなことを考えると言葉が出なくなる


「や、やっぱ…い」




「どうした?山田、もしかして泣いてる?」


大ちゃんにはやはりすぐバレてしまう


「大丈夫?何でも言って?」って大ちゃんが優しい声で言うから、もう諦めかけていた慧くんのこと。やっぱりちゃんと聞いてみることにした


「大ちゃん…みんな慧くんがいた事、

忘れてて…」


「慧くん?」


やっぱり大ちゃんも慧くんのこと、忘れて…









「なっつかしいな〜!!!」



え??大ちゃんからの意外な返答に戸惑う








「慧くんって伊野尾慧くんの事だよね?」

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作者名:Moppy | 作成日時:2018年5月26日 21時

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