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ゴホッゴホッ
慧くんがよろめく
「慧くん!!大丈夫?!!」
俺は慧くんの体を支える
少し冷たかった
「うん…」
慧くんはこの1週間急に体調が悪くなった
いつもは元気な慧くん
この1週間はたまにこんな風に悪くなる
こんな弱ってる慧くんに
退院のことなんて教えたくない
そう改めて感じる
慧くんを背中におぶり
病室へ戻る途中
「慧、まだ山田とやりたいこと…ゴホッゴホッ」
「慧くん、無理しないで。」
「大丈夫だから、」
「慧くんならすぐ良くなるよ」
何の根拠も無いのに
俺はそんな言葉を言ってしまった
「うん!慧すぐ良くよくなるね!…」
慧くんの声はいつもより悲しげだった
病室についたとき
慧くんは爆睡だった
どこに慧くんが行くわけでもないのに
すごく心配で
俺は慧くんの手を握りしめた
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作者名:Moppy | 作成日時:2018年5月26日 21時