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慧くんの誕生日から1週間が経つ
俺の退院の日も近づいてきた
そのせいが同じような夢を何度も見るようになった
それは
いつも慧くんらしき小さな背の男の子が
ベンチから空を見上げて泣いてる夢だった
慧くんに退院の日を教えられないまま
日々がすぎた、、
そりゃそうだよ！
慧くんを悲しませたくないし
ただ退院までもう1ヶ月もない
いつかはちゃんと
バイバイって言わなきゃいけなくなる
わかってる
けど…
「山田〜！！！」
うわぁあ！！
いきなりの慧くんに驚いた
なんせ慧くんのこと考えたからさ
「どうしたの？慧くん」
「え？？！！
今日七夕だよ？！」
すごく驚いている慧くん
「知ってるけど、どうしたの？！笑」
「ほぇ？！なんでなんで？？
知ってるんなら、早くお願いごと笹の葉に飾らな
いといけないんだよ！！」
「早くって笑笑」
「山田のお願いごとこっそり見ようと思ったのに、無かったから…あっ！！」
「そういうことね〜笑笑」
「ち、違うんだってば！！
とにかく早く飾らないといけないんだよ！！」
慧くんは恥ずかしかったのか
病室から急いで去っていく
「慧くん見ようと思ってたって自分で言うとか笑」
さっきの慧くんを思い出すと
自然と笑えてくる
そう言えば慧くんはなんてお願いしたんだろう
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作者名：Moppy | 作成日時：2018年4月1日 6時
