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「大ちゃん、ありがとな」




急に伝えたくなった



「おいおい!!山田!!
絶対、死ぬなよ!痛いとことかない?!
大丈夫??
山田が『ありがと』なんて珍し過ぎて怖いわ!
雪降りそう、
俺、今日心配過ぎて帰れねーよ(泣)」


ガチで心配している笑笑

「なんだよ、俺がお礼言うのそんなにおかしい
かよ!笑笑

てか、早く帰れよっ!爆笑」


大ちゃんはきっと、ずっと一緒にいてくれたんだろう、大ちゃんの目は真っ赤に腫れていた。









次の朝、



「いって…」



頭の痛みで起きたが

頭は昨日よりは痛くなかった


時計に目を向ける



「まだ5時か…」




スースーズズズッ…



「大ちゃん、相変わらずいびきすご笑笑

てか、ほんとに帰んなかったんだね笑」



寝ている大ちゃんを置いて

こっそり病室をでた。









妙に外の空気を吸いたくなった









屋上のベンチに座った





屋上から見る東京の街は

まだ朝のせいかとても静かだった









すると、






「あっ、あの…

そこ僕の場所…」






ん?





後ろを振り返ると




フワフワした茶髪でマッシュルームヘアの
5歳くらいだろうか、女の子?


いやいや、今僕って





「君の場所?」






俺の方を見て、
次はムスッとした顔で言ってくる









「そこは、
慧の場所なの〜!!」





「あっ!
ごめんってば〜!!」


俺はその子に服を引っ張られて

ベンチをから落とされる

↑正確に言うと、どいてあげた笑




そのキノコは、

いやいや



その子は


満足気に俺を見ている









「慧の方が強い」



ドヤ顔でそう言ってくる





「はぁー!俺の方が強いわ!!」

↑大人気ない俺が出てしまった笑笑




「慧だもん!!」


「俺だよ!!」


言い合いをしていると、









「もーー、慧くん!

またこんな所にいた!!」




どうやら慧くんのお迎えが来たようだ

看護師さんが探してたみたい





「お迎え来たね笑笑

ここは、俺が座っとくから行っといで笑笑」


なんて言うと




ムスッとした顔で



「チビ!!バーカ」


なんて言って去っていく


「ちょ、慧くん待ちなさーい!!

すみませんほんとに」


「いえいえ!!」


「また遊んでやってください笑」


「はいっ!笑笑」

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作者名:Moppy | 作成日時:2018年4月1日 6時

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