山田side ページ21
「……………。」
何も俺が喋らなかったからか
あのスタジオを後にして
他のメンバーがいる別コーナーの場所へ
向かうまで伊野ちゃんは何も話さなかった
薮「伊野尾！！！！！
お前怪我ないか？！！！」
知念「伊野ちゃんっ！よかった…本当にっ…
大きな音がして、スタジオは火の海だって
聞いて……ｳｸﾞｯ」
知念は伊野ちゃんが無事なのに安心して
膝から崩れ落ちた
八乙女「伊野ちゃん、ここはもう安全な場所だか
ら安心して！」
いくらそう優しい声をかけても
伊野ちゃんはずっと下を向いたままだ
�睫據崑腓舛磴鵑蓮帖帖�
雄也がそう呟いた時
周りのメンバーの顔が凍りついた
伊野尾「……ゃん……大ちゃん…………」
伊野ちゃんがやっと口を開けたと思えば
俺の体は勝手に動いていた
八乙女「山田？どこ行くの？！」
「山田さん！どこ行ってるんですか？！
危ないですから！！！」
そう俺を心配する光くんやスタッフさんの声を無視し俺は走った
” 大ちゃんのもとへ ”
『大ちゃんを見捨てる訳ねぇだろ…！！』
あの時は変わり果てすぎてたスタジオから
どうやって伊野ちゃんと大ちゃんを一気に救おうと
ずっとずっと考えてたんだ
でも頭回らなくて
「怪我するのは俺だけでいい」その思いだけ強くあった
伊野ちゃんはずっと泣いてて
大ちゃんは大怪我してて
炎はすぐ側まで来てて
このままいたら伊野ちゃんも怪我する
そう思ったから…
俺の案は固まった
伊野ちゃんを救い出して他のメンバーの元へ連れてった後、すぐに大ちゃんを助ける
その時どんなに火が強くて俺が大怪我おっても
伊野ちゃんや
メンバーのとこに
大ちゃんを連れいく。
スタジオの近くにはもう誰もいなくて
炎も入口まで来ていた
熱い
痛い
苦しい
そんな思いはもう無かった
大ちゃんを見つけた時の俺はきっと
煤だらけの顔だっただろう
「大ちゃんごめん
遅くなったけど、
絶対絶対大ちゃんのこと助けるからっ！！！！」
返事など到底できない状況の大ちゃんを
背負って出口まで走った
ﾊﾞｧｧｧｧｧﾝ！！！！！！！！
はぁっ……はぁ…………
上から炎をまとった鉄の棒が落ちてきた
何とか大ちゃんを守ることは出来たが
出口までの道が完全に塞がった
このままじゃ
俺も
大ちゃんも……
そんな時
黒い人影が通った
そして外から声がした
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moka(プロフ) - 続編楽しみです！ (2020年3月23日 19時) (
レス) id: 307393157b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - これからどうなるのかワクワクします！ (2020年3月21日 21時) (レス) id: 307393157b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Moppy | 作成日時：2018年3月31日 20時
