橙色の記憶

＊ ページ3

今日はヒルナンデスの収録だ



「ここが有岡さんの楽屋になります。




あっ！！部屋の名前の紙がない！！




本当に！本当にすみませんっ！！！！ 」



「あー！全然いいよ！！

こんなこと！そんなに謝らないで！笑笑

今日はこの部屋なんだよね？」



「は、はいっ！！！！！！」




「そっか！ありがとうね！！！！･.｡*」



最近入った新米のマネージャーさんは

少し安心したように仕事に戻っていった笑笑




･


･



新しいドラマの台本を

ヒルナンデスの生放送が始まるまでの
待ち時間に覚える








･･･








はぁあ、、、！！





1人のこの楽屋の静寂は


なぜだか昔からソワソワする




「やっぱ苦手だな〜これ」




台本を覚えるのを一旦やめて


ぼんやり楽屋の天井を眺めた









･







･







･









何分たっただろう








あ！やばい！！！




あと10分で本番！！！！





俺はすぐ立ち上がってドアへ向かった





すると



廊下から話し声が聞こえてきた




番組の一番偉いディレクターさんと

昔から馴染みのある人の声だった








•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ







知らなかった






「何も」



この会話が ” 本当 ” なのか、、、







俺の中で葛藤が始まった






･






･







分からない








何も分からなくなった、、








どうして、こうっ……









ああああああああぁぁぁ！！！







･.｡*･.｡*








頭の中が真っ白になった……









その時













♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜









『大ちゃん。』




















♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜








誰かに名前を呼ばれた。




とても優しい声だった







･







･







･





一筋の涙が零れていた



どうしてかわからないけど









この会話は嘘ではないんだ。


そう強く思った









俺の中で無くなっていた

『なにか』





それは………









……




人1「有岡大貴、ソロで頑張ってるみたいですね」



人2「まぁ、彼はうちのエースですから笑笑」



人1「あれのおかげじゃないですか？


成功して良かったですね笑」



人2「あれっ？









あーーーー










懐かしい









4年前の事件ですか。笑笑」

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す