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ページ18

・.。*・.。*




後頭部の傷を触る



あの時おれは……





・.。*・.。*





「……ちゃん……ウグッ…………


大ちゃんっ!!!!!!」





テレビの画面に映るのは
血だらけの俺を何度も何度も呼ぶ

伊野ちゃんだった



あの時とっさに走ったけど
間に合ってたんだ……



伊野ちゃんを助けること


出来てたんだ


ほっとした




記憶を取り戻した時

伊野ちゃんが1番心配だった


「よかった…無事だった……伊野ちゃん…ウグッ」


テレビの画面を見ながら
涙がこぼれる



「よかった…本当に、本当に……ウグッ」



・.。*・.。*



山田「伊野ちゃんっ!!!!!

危ないからっ!!早くこっち!!!!!」




その時のスタジオは火の海となっていた





伊野尾「だって……大ちゃんっ!!

大ちゃんがぁっ!!!!!ウグッ」



伊野ちゃんはぐしゃぐしゃの顔で山田を見つめた


山田は驚いた顔ですぐに伊野ちゃんと俺の元へ来る


山田は周りの光景に呆然としていた


もうそこはスタジオには到底、全然見えなくて

真っ赤な血がたくさん飛び散ってて


嵐のみんなの姿もなくて


山田「嵐のみなさんも…下敷きにっ……?、、

はぁっ……はぁ……」


カメラもぐしゃぐしゃで

スタッフさんも怪我してて……




伊野尾「…ちゃん…どうしてっ……俺なんかのこと

かばってっ……ウグッ


大ちゃん起きてよ!大ちゃんっ!!!!」




伊野ちゃんも大泣きで



遠くで焦るディレクターさんの声が響く


スタッフさんもみんな逃げていて誰もこの落下したセットの下にいる人を助けようとしない


火が強くなる横で

伊野ちゃん泣き声だけが響き渡る






山田「はぁっ……はぁはぁ……

……!ッッ……!!!!!!!!」



山田は伊野ちゃんの手を引いて走り出した





伊野尾「何すんの山田っ!!!!!!!

大ちゃんいんだよ!まだっ……!

まだ大ちゃん中にっ…!!!」





俺の知らない” 俺が意識を失った後 ” の光景が
映っている




そうここからが

俺の知らない景色なんだ

4年前→←*



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moka(プロフ) - 続編楽しみです! (2020年3月23日 19時) (レス) id: 307393157b (このIDを非表示/違反報告)
moka(プロフ) - これからどうなるのかワクワクします! (2020年3月21日 21時) (レス) id: 307393157b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Moppy | 作成日時:2018年3月31日 20時

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