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ー金髪で中性的な顔立ちのヤツと、茶髪でガタイのいいヤツは一緒に行動してるはずです。あと、サングラスかけた異国風のでかいヤツを見たら連絡が欲しいです。
北斗と名乗った男の言葉を頭の隅に置きながら施設を駆け抜ける。いかんせん、思ったよりでかかったサナトリウムの扉を一々開いて確認する時間がないのだ。
放たれた弾丸を硬質化させた腕で弾き飛ばし、後ろにいた深澤が撃ち返す。全力疾走していても照準を寸分狂わず当てるとは、何回見ても流石のエイムであった。
「っ...!?」
「おい阿部!!」
突然阿部の集中が切れた。体勢を崩し転びかけた彼に襲いかかる敵を容赦なく蹴り飛ばし、腕を掴んで引き上げる。
「大丈夫かお前、疲れた?」
「ごめん、いやなんかっ...声が聞こえるんだよ!」
「どの声だよ!!敵多すぎてわかんねえって!」
「なんて言ったらいいのかな、頭に直接響く声!」
理解できないことを突然言い出した阿部に困惑が止まらない。絶え間なく攻撃してくる軍人に時間を食われ、北斗に言われた人探しができる余裕などあるはずがなかった。
すると、雄叫びを上げながら深澤が敵をライフルで殴りつけた。最初に痺れを切らしたのは最年長だったのである。
「照先行け!!」
「何言って...」
「このままじゃキリがなさすぎる、作戦も全然進んでねえだろ!ここは俺らが食い止めるから先進んでラウール探せ!!」
「ふっかそれ死亡フラグ!」
慌てたように言葉を被せる阿部だが、次第にニヤリと笑って懐からナイフをハンドガンを取り出した。
岩本は一瞬躊躇うも、2人のギラギラと戦闘に燃えた瞳孔を見て覚悟を決めた。インカムに向かって吠える。
「こちら岩本、ふっかと阿部と別行動してラウール探す!!」
『単独行動!?大丈夫!?』
『まあ照なら平気っしょ!』
『気をつけてやー!敵さんの方がな!』
機械越しに激しい戦闘音が響くが、返事は反して元気なものばかりだった。岩本を信頼しているからこそ出るふざけた返しが今の状況では緊張を解す救いのように聞こえた。
「じゃあ先行ってる。お前らも気をつけて来いよ!」
「任せなよ、頼んだから!」
「っしゃオラァかかってこいや!!」
全身を硬質化させ弾を弾き腕でなぎ払い、前へ進むための動きへと切り替える。息を切らしながら3人と目的の末っ子を探す...すると、ある曲がり角に差し掛かった途端頭の奥に違和感を感じ立ち止まる。
【...こいつらは...........、】
【....うでもいいと思ってるんだ】
声が、聞こえた。
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もえなっとう(プロフ) - 藤菜さん» こんばんは!いえいえ全然大丈夫ですよ!?いつもありがとうございます! (2021年1月28日 20時) (
レス) id: 9d4a7bc2ed (このIDを非表示/違反報告)
藤菜(プロフ) - こんばんは！余計な事を言ってしまってすみませんでした！続きを楽しみに待ってます！ (2021年1月28日 19時) (レス) id: f78a68b7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえなっとう | 作成日時：2021年1月28日 18時
