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どっさりと荷物を抱えてアジトに帰ってきた2人はすっきりした顔だった。
タイヤの空気圧やガソリンが完全に入り切っている様子を確認する。ありったけの医療品や食べ物、武器のパーツや工具をバンの荷台に敷き詰めて最後に武器の調整を行った。サナトリウムの内部が明確ではない今、どのような場合でも対応できるよう一通りの武器は持っていくつもりだった。
北斗が集合をかけ、完成した地図を真ん中に作戦を告げる。
「高地のテレパスがない以上、戦闘中俺達は連絡が取れない。...だけど、それなりに場数は踏んでると思うし、自分が思ったことをやっていいと思う。」
そこでやられるほど弱くはないでしょと付け加えられ、褒められたと思った慎太郎の顔がニヤケ出す。
そんな彼を気にも止めず、北斗は他のものより小さい拳銃を5丁取り出した。
「ただ、高地を見つけたら何か反応をして知らせて欲しい。だからこれを配っておくね。」
「何?コレ」
「煙弾銃。それなりに音も出るように改造してもらってるから、ガラスに越しでも外に向かって撃って。」
それぞれが腰に装着したのを見届けたところで話は進む。
「車は近くの林に停めておくとして、そこからは各々別行動になる。最初はなるべく見つからないよう隠密に行動しよう。
...っていってもまあ見つかるだろうから、その時は思いっきり暴れちゃえばいいよ。」
作戦とは一体なんなんだろうかと樹は考える。他のメンバーは気にせず頷き続けていた。
地図に書かれた建物に出口がいくつかあるのを見て、京本はそういえばと考えつき口を開いた。
「見つければ、他のファンタジスタも逃がすべきだよね?」
「まあ。ただ、全員逃がせるかどうかは...」
「逃がすよ。絶対に。」
急に聞こえた声の方を向く。ジェシーは真っ直ぐな目で宣言をしていた。
先程の会話を聞いていない京本、北斗、慎太郎は一瞬驚いた反応をして各々目を合わせたあと、少しはにかみながら頷いた。
「出発は明日、決戦は3日後の深夜。何が何でも取り返そう。」
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表示に不備があったので上げ直しました。申し訳ありません。
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もえなっとう(プロフ) - 藤菜さん» こんばんは!いえいえ全然大丈夫ですよ!?いつもありがとうございます! (2021年1月28日 20時) (
レス) id: 9d4a7bc2ed (このIDを非表示/違反報告)
藤菜(プロフ) - こんばんは！余計な事を言ってしまってすみませんでした！続きを楽しみに待ってます！ (2021年1月28日 19時) (レス) id: f78a68b7f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえなっとう | 作成日時：2021年1月28日 18時
