No.15 ページ15
15.
だるい。疲れてる…目を覚ますと外が少し明るくなっていた。
手には携帯を持ったまま。ディスプレイには6:30と表示されていた。
そんなに疲れていたのか…体を起こしても目が覚めない。
いつもより雑に身支度を済ませてパンをかじる。いちごジャムが甘いせいで、眠気覚ましのコーヒーがすごく苦い。
ピンポーン、と家のチャイムが鳴る。インターホンを覗くと、こいちゃ……、わすれてた！
「こいちゃん！！」
こいちゃん「どうしたん(笑)おはよ？」
「おはよう！今準備するから少しまってて！」
急いで食器を片付けて、かばんを持って靴を履く。
外に出るとこいちゃんは笑顔でこっちを見てた。
こいちゃん「急がなくても大丈夫やったのに(笑)」
「待たせちゃだめでしょ。ごめんね(笑)」
こいちゃん「ん(笑)じゃいこっか」
そういえば昨日もだったけど、歩くスピード合わせてくれてる。話も弾む。
「軽音楽部って、なにやってるの？」
こいちゃん「曲作ったり、演奏とかやな。たまに昨日みたいなイベントもやるくらい。」
「ファンいっぱいいたね」
こいちゃん「知らんうちに増えておったわ」
「こいちゃんってさ、彼女とかいるの？」
こいちゃん「え？」
「あんなにファンの女の子がいるから、彼女の1.2人くらいいるでしょ？(笑)」
こいちゃん「1.2人て！あかん(笑)ま、おらんけどなー」
「そうなの？意外…他のメンバーは？」
こいちゃん「みんなおらんよ。でも飯田のファンは多いでー」
「飯田くんかぁ…」
こいちゃん「なんや、きになんの？」
「そんなことはないけど。」
…実はあったりするんだな。こいちゃん鋭い。
昨日のメールの件から少し飯田くんが気になる。
こいちゃん「飯田はファンの子とは絶対付き合わんって(笑)」
「そっかー。飯田くん、好きな人とかいるのかな…。こいちゃんは？」
こいちゃん「…好きな人？気になる？」
「うん！」
こいちゃん「秘密」
「えー！いるかどうかだけ！」
こいちゃん「おるよ。めっちゃかわええやつ。」
「そっかー…」
こいちゃん「まぁ、そいつのこと好きなやつ他にもおるから。…俺は多分無理やろな」
「なんでそんなこと言うの？諦めちゃだめだよ。」
こいちゃん「…せやな！がんばろ！」
こいちゃんは少し意味ありげな笑顔を浮かべた。
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hika - 更新が楽しみです!! (2015年11月18日 15時) (
レス) id: 0371e2709a (このIDを非表示/違反報告)
一味(プロフ) - サカｻﾏｰ@ﾎﾞｯﾁ神さん» コメントありがとうございます！更新もっとはやくできるよう頑張ります^ ^ (2015年6月23日 19時) (レス) id: 1628b139ca (このIDを非表示/違反報告)
サカｻﾏｰ@ﾎﾞｯﾁ神(プロフ) - スッゴい可愛いお話で、いつも楽しみにしてます！これからも更新頑張ってください！ (2015年6月11日 13時) (レス) id: 85e3d13ee7 (このIDを非表示/違反報告)
一味(プロフ) - 流星座流星群さん» コメントありがとうございます！時間があるときに是非お邪魔させていただきますね。 (2015年5月22日 1時) (レス) id: 1628b139ca (このIDを非表示/違反報告)
るびぃ(プロフ) - 一味さん» ありがとうございます(^_-)-☆ これからも仲良くしてくださったらうれしいです！ タメ語OKなんで気軽に絡んでください！ (2015年4月27日 20時) (レス) id: 6622fa29ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一味 | 作成日時：2015年2月18日 23時
