《暗殺教室》甘酸っぱい君と。【赤羽カルマ】 (ページ8)

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第5話＿期末テストの意味かページ8

亜紀乃side

イリーナ先生殺し屋なんだ…

ていうか

＿教師としての能力は優秀ね…

殺せんせーも口だけじゃないよね…？

『先生』の免許なんて誰でも取れる

＿だけど…『先生』という中身は誰でもあるわけじゃ…無いんだよ…？殺…『せんせー』？

「さて、どうでしたか？結構うまくまとめましたよ？？」

触手をこねこねさせてキラキラ輝く顔で見てくる

＿子供か！

「うん。なんとなく分かった。てか元々椚ヶ丘中学校には居たから椚ヶ丘中の性質は知ってるけどね」

そう言ってペンを走らせる

＿凄い…苦手だった応用問題がスラスラと解ける…！

「花倉さん、今回の期末はご褒美付きですよ？」

ニヤリ、と笑う

「ご褒美…？」

「はい。ご褒美です。まず、先生は触手を失うと動きが鈍ります」

そ、そうなんだ

なんか大体分かるけど…

「一本減っても影響出るのです。まず一本減ると、全ての分身が維持しきれず子供の分身が混ざってしまう」

殺せんせーは私物のノートにイメージを書き込む

＿結構安い絵だな…ていうか分身ってそういう減り方する物なんだ

「さらにもう一本減らすと…子供分身がさらに増え、親分身が家計のやりくりに苦しんでしまうのです」

イメージの絵には子供が増えていき、母親分身と父親分身が頭を悩ませている様子が描かれている

「なんか切ない話だね」

「はい。もう一本減らすと…父親分身は蒸発しました。母親分身は女手一つで子を養わなければなりません」

イメージの絵は母親分身が夜の仕事に向かうような絵が描かれている

「話が重い！！」

でも先生は私の突っ込みをスルーして

「色々試した結果、触手一本に付き先生が失う運動能力は…ざっと20パーセント！」

……凄い。例え話も半ば無理やりなのに話に引き込まれる

「…そこでテストについて本題です。前回の中間では実は先生総合点で評価していました。…ですがそれで失敗してしまったので、今回は君達の最も得意な教科も評価に入れます」

息を飲む

「教科ごとに学年一位を取った者には…答案の返却時、触手を一本破壊する権利を与えましょう」

＿触手を破壊する権利？！

総合＋５教科トップで合わせて六本。
一本で20パーセントの運動能力低下だから120パーセントの運動能力低下？！

「期末テストの意味か…凄いよ、やる気出てきた！」

「これが暗殺教室の期末テストです！」

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