妬いてください#20 ページ20
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慧は私の腕をひっぱり、知念くんのところまでつれてきた。
ほんの数秒なのに長い沈黙に感じてしまうのは、
ムードが最悪だから。
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朝っぱらからバカみたいに騒いでる男子の声も、
きゃぴきゃぴしてる女子の声もちゃんと聞こえるけど、
私達3人を取り巻く空気だけは、周りと別世界のようにも感じられる。
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知念くんは、歩くのを止めて立ち止まってる。
呼び止めなくても気配で分かったのかもしれない。
慧はずっと知念くんの後姿を見つめたまま、
何も言わずに、
さりげなく私の手を握る。
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それは想定外の行動だった。
でも彼氏にこんなとこ見られたらどうなるのか、なんて気にする必要はない。
これを見られたところで妬いてはくれない。
それを認めてしまうのは悔しいけれど、そんな彼を妬かせるために慧といるんだ。
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「知念、おはよう」
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今朝、私に挨拶したときとは違って、冷たかった。
敵対心?犬猿の仲?あれ、2人って仲良かったよね…?
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「………おはよ、」
振り向いた彼も、
負けないくらいの冷たいオーラを放っていた。
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美香 - 初めまして!めっちゃ知念君格好いいわ!完成おめでとうございます! (2018年1月31日 22時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
衣月(プロフ) - 知念担かつ弓道部員なのでこのお話すごくいいです!更新頑張ってください! (2018年1月7日 19時) (レス) id: 393bdf7cd9 (このIDを非表示/違反報告)
の ん(プロフ) - 読みましたよ、~!更新おつかれさまでした。もちろんです!ずっと応援してますよ!頑張ってください! (2017年12月31日 0時) (レス) id: 3167764a0b (このIDを非表示/違反報告)
もえあ(プロフ) - の んさん» 書き直すかわりにafterstoryを追加しましたので、よければ読んでみてくださいね(o^∀^o)ぜ、全部…!?わわわっ、嬉しい限りですー!ありがとうございます☆これからも応援お願いします! (2017年12月30日 23時) (レス) id: a6b7387403 (このIDを非表示/違反報告)
の ん(プロフ) - 察しがつきました ! 笑 そんなことないですよ!作品を読んでて知念担のわたしにとってはめっちゃきゅんきゅんしました!笑 もえあさんの作品すごく好きですべて読ませていただいているのでこれからも頑張ってください!長文失礼いたしました。 (2017年12月30日 18時) (レス) id: 3167764a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえ乃 | 作成日時:2016年6月4日 21時