Untalented Girl Dreams．【 prsk 】 (ページ23)

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♧　ネネロボ・オンステージ?!　♧ ページ23

えむ「大きいロボットだぁ〜!!」

『すごいね〜!!可愛い！』

司「お、おい！またロボットじゃないか！」

類「これは、僕がショーに使っていた自律型と違って、遠隔操作型でね。」

『遠隔操作…………』

その言葉が気になった私は、当たりを一周見回した。すると、茂みの方にロボットちゃんに似た、一人の女の子を見つけた。

何しているんだろうか………

気になって見つめていると、彼女はこちらを向き、驚いたように目を見開いた……かと思えば、茂みの奥に隠れてしまった。

司「あのなぁ……俺がほしいのはロボットじゃ無い。ショーをやれる人間だ。」

ロボ「なに…なんか文句あんの？」

えむ「わわっ…!!しゃべった〜!!」

『すご………綺麗な声だねぇ〜』

ロボから聞こえてきた声は、とても綺麗で透き通るような声だった。

このロボットは、遠隔操作型。そして、さっきの女の子がロボちゃんに似ているところから考えて、彼女がこの子を操作しているのだろう。

えむ「私、鳳えむ！よろしくねロボちゃん♪!!」

ロボ「鳳……、？それって…………」

えむ「こっちは、Aちゃん!!ねぇロボちゃん、お名前はあるの？教えて！」

『ちょ、えむちゃん……?!』

えむちゃんが、ロボに名前を聞くと、彼女は少し困ったような声を出した。

上の空であまり聞いていなかったが、どうやらロボットは「ネネロボ」。操作している女の子は「草薙寧々」ちゃんと言うらしい。

『とりあえず、よろしくね。寧々ちゃんに、ネネロボちゃん。』

ネネ「うん………。」

司「会話できるなら、その草薙寧々とやらに一言言わせてもらおう！」

ペガサスくん静かだな…、と思っていたら。突然騒ぎ出した………。

五月蝿い。声大きい………。

そんなことを考えているうちに、あたりが静かになったと思ったら、ネネロボちゃんがステージにあがった。

『はぁー………………。』

類「おや、？ため息かい？」

『ペガサスくん…理想高すぎていつか歯車が狂うよ………、多分。』

類「歯車？？」

『うん。いつかわかるよ……………。』

なんて会話を神代くんと交わしていると、えむちゃんが突然音楽をかけた。

ネネロボちゃんのショーをするらしい。

ロボットで、ダンス……だなんて、本当にできるのだろうか……。なんて思っている私の考えとは裏腹に、ネネロボは、見事なタップダンスを披露した。