オレンジ色の好きな人

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Sayumi side


BBQも盛り上がってきた頃、蛯原さんが一人でなにか作っていた。
萌衣を見るとじーっと後ろ姿を見つめてる。
…………私がどうにかしなきゃ！




「リュウくん！お姉ちゃん、いっぱいおもちゃ持ってきたんだ！あっちで一緒に遊ぼう？」

リュウ「うん！」



リュウくんを連れ出して萌衣に目配せすると、頑張る！と目で訴えてきた。




『あ、リュウくん！可愛い〜！』

「Aほんとメロメロじゃん笑」

『可愛すぎるよ…ほんとに！』

リュウ「僕、あのてっぽうやりたい！」

『鉄砲やりたい？よーし、じゃああそこのお兄さん達にバンバンしちゃえ〜！』

リュウ「おりゃあ〜！」

『んはは！可愛い〜！！』



Aはリュウくんにメロメロで、水鉄砲をやりたいってリュウくんが言ったら、直ぐに渡して、新堂さんたちを的にし始めた。
水は入ってないけどね！笑



風間「うぉ、待ってくれ、家族がいるんだ、！うわぁぁ、！」

リュウ「えい！」

『リュウくん凄いね〜！！リュウくんの勝ち！』

リュウ「やったー！」

新堂「可愛いなぁ」



目の前の寸劇を見ながら萌衣達の方を盗み見ると、児嶋さんが寂しそうにAのことを見ていた。
…………お互い好きなのかな？



「あの〜…蛯原さんって、彼女いるんですか？」

新堂・風間「いないよ」

「よしっ、！」

風間「なんで君がガッツポーズ？笑」

「いや、、まぁ、笑」

『萌衣のためでしょ？笑』

「A、！言わない約束！」




しっかりバラされて、あーあ、なんて思ってると、料理チームから悲痛な叫びが聞こえてきた。




元気「ダメダメダメ！蛯原さん！」

蛯原「隠し味」

元気「砂糖は隠し味になんないから！」

『もー、またやってる、笑』

新堂「Aちゃん、行こう笑」




蛯原さんが砂糖を焼きそばに入れようとしてるらしい。
味の感覚おかしくない？？
Aと新堂さんが行ってしまうと、風間さんと2人きり。









　

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