ねえ、先生。好きって言って？【センラ】 (ページ11)

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授業終わり、またもやダッシュで保健室へ
向かう。

『失礼します！センラ先生！！』

勢い良くセンラ先生の隣へ座る。

セ「 …次は何やぁ？」

『先生って、…私以外にもこうやって
遊びで付き合ったりしている人いるんですか？』

聞いたら傷つくのは自分。
分かってたはずなのに気づいた時には
そんなことを口走っていた。

セ「おらへんよ、僕付き合うとかよく
分からんし、大体やったら終わるから」

『ねぇ、またしたの？』

さっきとは違う、今度は甘くて優しい
香水の匂いがセンラ先生の方から匂ってくる。

セ「した。僕は全然満足してへんけど」

『〜〜っ。…ここで？ベッドでしたの？』

セ「ベッドでした。何でそんな事聞くん？
聞いても、傷付いて終わるだけやろ」

分かってる。分かってる。…でも、
一応彼氏だもん。把握しときたい。

『じゃあさ、先生。今から私を抱いてください』

セ「え？何ゆうとんの、どうしたん。」

明らかに目が泳いでるセンラ先生。
こんな所見たことないから思わず笑みがこぼれる。

セ「何笑ってるん？もしかして、からかってるつもり？」

怪しく笑いながらセンラ先生はズリズリこっちへ近寄ってくる。

『からかっ…てるんじゃなくて、…！』

セ「本気で言うたん？じゃあ、」

って言った先生は私の制服に手をかける。

セ「ここじゃやりにくいな、あっち行こか」

『 …！？降ろしてください！！！』

あっち行こかって言った先生は私の事を姫抱きしてベッドへ運ぶ。

降ろして、なんて言ったけど内心嬉しいので
黙って手を先生の首に回す。

セ「ふっ、ええ子。」

セ「大きい声出したらバレるから、
僕だけに聞こえるように啼いてな？」

『〜〜〜〜っ！』

恥ずかしい事を平気で言うもんだから、
不覚にもドキッとしてしまう。

あぁ、その顔をいつか私だけに
向けてくれたらどれだけ幸せなんだろう。