金田一少年の事件簿N (ページ13)

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事件簿10 ページ13

＊映研部室＊

体育館は警察の人達が調べるということで
おっちゃんに任せ､映研部室に移動した。

蔵「…このまま撮影は続ける」

部室に入るなり今後のことを話し始め
蔵沢先輩が驚きの一言を放った

門「撮影を続ける!?」

真「冗談だろ蔵沢｡泉谷があんなことになったって言うのに｡
警察だって来てんだぞ!中止にしよう」

蔵「僕に逆らうのか?!
僕の次回作に業界中が注目してるんだ｡
ここで辞めるわけにはいかない」

黒「…あの映画に関わった者は死ぬ…｡
やっぱりあの噂は本当なのかもね…」

黒河先輩の言葉に映研部員全員の顔が曇った

黒「だって､スコーピオンは映画の中で殺した相手の顔にマスクを被せていくんでしょ?
殺人鬼スコーピオンはあの映画を抜け出して泉谷先輩を襲った…｡
ﾌｯ…次は誰かしら…?」

　
誠「今の!!聞き捨てならないな｡
やっぱり噂は本当だったのか?!」

蔵「そんなデマ､本気で信じてるのか?」

誠「でも現に､泉谷はその映画に参加してたんだろ?」

蔵「バカバカしい」

一「その映画に関係した人って誰と誰なんすか?」

蔵「僕と死んだ泉谷と真田と､あと門脇」

一「たった4人!?映画ってもっと沢山の人が関わるものなんじゃないの?!」

蔵「キャメラと役者がいれば……」

ﾊﾟﾁﾝ

蔵「映画は出来るんだよ｡それがどうした?」

蔵沢先輩は指を鳴らし､言った