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患者さんが亡くなった原因がヘリの墜落のように書かれた記事が出た後、黒田先生から連絡が来ていたこともあり、翌日私も耕ちゃんも休みだったため、
黒田先生と会う約束をしていた…
翌日約束の場所に向かうとこの前妊娠をお祝いしてくださった時と変わらない黒田先生の姿があった
A「黒田先生。お待たせしてしまってすみません。」
藍沢「黒田先生、お久しぶりです。」
黒田「気にするな。藍沢は久しぶりだなー。」
A「黒田先生と田所部長が始めて多くの人を救ってきたドクターヘリで事故を起こしてあんな形で記事に書かれることになってしまい申し訳ありません。」
黒田「お前は乗ってなかったんだろ?なぜ謝る。
それに、ヘリも修理だけで済んで、患者が亡くなったのはヘリの墜落と関係なくて、怪我人もいなかったんだ。」
A「それでも、事故を起こしてしまったことには変わりません。今まで安全に私たちを運んでくれてたヘリが一回の事故でこんな風に書かれて私は悔しいです。
ヘリに乗れる身体じゃない今、自分の活動でこういう風に書かれたことを挽回することができないことが本当に悔しい…
それに、2週間の出動停止はヘリが出動できていたら救えたかもしれない命を殺してしまうかもしれないと思うととても怖いです。」
黒田「そういうもんだよな…1回のミスで医者は窮地に追い込まれるもんだ…あの日の話は橘からも聞いた。そのパイロットに指示を出してしまったフェローのケアをしてやらないといけないな」
A「そうですね…」
藍沢「Aが黒田先生に相談したくなる気持ちがわかる気がしました。今日俺が付いてきたのは黒田先生に報告がありまして…俺、年明けから脳外科医としてトロントにレジデントで行くことになりました。」
黒田「そうかぁ。たくさん吸収してこい。
Aはどうするんだ?その身重な体でついて行くのか?」
A「それはまだ決めていなくて…経過とみほの判断次第ですが…」
黒田「飛行機は妊婦には気圧の変化とか色々と負担が大きいからな…況してや、出産を異国の地でするとなると精神的にも負担が大きい…日本にいるべきだと思うぞ…」
藍沢「Aの身体を考えるとついてきてもらうべきではないと思うんですけど、、、双子ということもあって、産後1人で無理しないか心配な面もあって…」
黒田「Aの産後なんてサポートしてくれるやつだらけだろ…心配する必要ないんじゃないか?」
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玄ちゃん(プロフ) - 喘息の漢字間違えてますよ。 (2018年9月18日 8時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 彗星さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 068f40dea5 (このIDを非表示/違反報告)
彗星 - とてもとても面白いです!!こんな小説待ってました!続きがきになります!更新頑張ってください!! (2018年8月28日 20時) (レス) id: fcd67c983f (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - しゅじんこうだいじょうぶですか?しんぱいです。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
土屋柚子(プロフ) - 前から楽しみに読んでいます! (2018年6月7日 22時) (レス) id: f6bf26acb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2018年2月3日 23時