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緋山side
裾を掴み少し前屈みになったAが大丈夫なはずがなく…声をかけたら、ちょっとだけ、という返事が返って来たがおそらくちょっとではないだろう…
緋山「とりあえず仮眠室まで歩ける？
車椅子そこにあるから座る？」
そう言ってAの背中に手を置いて顔を覗き込もうとすると…
A「いっ…車椅子はいい…もうすぐそこだし…」
そう言って身動ぎした
緋山「？？？大丈夫？」
背中なんかやったのかな？と思いながら、
Aのペースに合わせて仮眠室に向かった
緋山「ほら、横になって…お腹見せて…」
あからさまにホッとしたような顔をするA
いやいや、お腹見たあとちゃんと背中見せてもらうからね…？と思いながらとりあえず仮眠室に持って来ていたエコーと触診とでお腹の子の状態を診始めた
緋山「すごい張ってるじゃん…こんな張った事ある？」
A「ない…大丈夫？」
エコーで慎重に診ていく
緋山「張り止めの点滴入れてあげようか…
Aも、赤ちゃんたちも苦しくなっちゃう」
A「うん…無理してごめんね…苦しいよね…」
緋山「分ったなら…もう無理しないんだよ？」
A「うん…」
緋山「じゃあ、背中見せて？
A「え？いや…あの…」
緋山「いいから…」
そう言って背中側のスクラブをめくると
痛々しい棒状の痣ができていた
A「あっ…」
緋山「何があった？」
そう聴きながら冴島に電話をつなぐ
冴島「はい。」
緋山「ちょっとまたAが無理した…
張り止めの点滴だけ仮眠室に持ってきてもらえる？」
冴島「分かりました」
A「地震起きた時、あかりちゃんの病室にいて…点滴やら何やらが倒れてきそうだったから、あかりちゃんの上に被さったらまんまぶつかったけど、
そんなに痛くなかったから…言わなかった」
緋山「…まぁ仕方ないけど…冷やす？」
A「体冷えるしいいや…これ以上張ったらきつい…みほ…湯たんぽ欲しい…」
緋山「おっけ…痛みひどくなったら言ってよ？
湯たんぽも冴島に頼もう…
今日は一日ここにいるんだよ？」
A「うん…」
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玄ちゃん(プロフ) - 喘息の漢字間違えてますよ。 (2018年9月18日 8時) (
レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 彗星さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: 068f40dea5 (このIDを非表示/違反報告)
彗星 - とてもとても面白いです！！こんな小説待ってました！続きがきになります！更新頑張ってください！！ (2018年8月28日 20時) (レス) id: fcd67c983f (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - しゅじんこうだいじょうぶですか？しんぱいです。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
土屋柚子(プロフ) - 前から楽しみに読んでいます！ (2018年6月7日 22時) (レス) id: f6bf26acb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2018年2月3日 23時
