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A「そんな緊張しないで?最近悩んでそうだったから…川田くんのこととか?」

灰谷「…ありがとうございます。優しいですよね。
僕が悪いのに僕が処分されることはなく…ヘリは2週間飛ばない。この間に救えた命がいくつ失われたのかとか考えると生きてていいのかなって…僕はみんなみたいにできないし、A先生とかみたいに完璧な先生になれる気がしません」

そこまで悩んでたのかと思うとともにフェロー時代を思い出した

A「完璧か…そうだったら良かったのにな…私たちもフェローの頃は色々あったよ。私も人殺しって言われた時は灰谷くんと同じ気持ちだった…」

灰谷「え?」

A「最初から完璧な人なんていないの。
耕ちゃんは技術はずば抜けてたけど患者に対する接し方は良くなかった。
藤川は患者とのコミュニケーションとかは良かったけど、技術がない。
みほは患者に寄り添いすぎて問題になったことがある。
めぐちゃんは知識はあるけど勇気が足らなかった。
私なんてさ、まぁ知識はそこそこ技術も秀でてない何もいいところがなかった。
やっと技術も身について来たなって時に、出動した先でもともと心臓に持病があった患者さん、心肺蘇生しても助かる見込まなくて、他にも患者さんいて手を止めざるを得なくて近くにいたご家族に人殺しって言われてやっぱり私には向いてないと思った。」

灰谷「…そうだったんですね。それでも今は…」

A「今こうして同期のみんながフライトドクターとして働いてるのはみんながいたからだよ?

それぞれがフェロー時代に様々な問題を起こしたり巻き込まれたりしたけど、そんなとき支えてくれる同期がいたからここまで来れた。灰谷くんにも頼れば答えてくれる同期も私たちもいる。

それにさっきも…私がコーヒー飲もうとしたりしたら気付いたでしょ?
灰谷くんはそういう良いところもあるし、川田くんのことも寄り添ってる。
技術はこれからどんどん磨いていけば良いの。できることも増えて来たでしょ。灰谷くん、もっと自信持って良いと思うよ?」

灰谷「…泣」

A「泣かないでよー。ちょっと…先輩が後輩泣かせてるみたいじゃん」

灰谷「すみません。A先生の話聞いたら、頑張れる気がしました。」

A「無理してない?大丈夫?まだまだ不安なこととかあったら聞くよ?こういう風に吐き出すことも大切だから」

そこからしばらく灰谷くんの不安を聞いてあげ、スッキリした顔になって来たところで救命に戻った

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玄ちゃん(プロフ) - 喘息の漢字間違えてますよ。 (2018年9月18日 8時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 彗星さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2018年9月9日 12時) (レス) id: 068f40dea5 (このIDを非表示/違反報告)
彗星 - とてもとても面白いです!!こんな小説待ってました!続きがきになります!更新頑張ってください!! (2018年8月28日 20時) (レス) id: fcd67c983f (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - しゅじんこうだいじょうぶですか?しんぱいです。 (2018年8月10日 14時) (レス) id: eec2ec89e1 (このIDを非表示/違反報告)
土屋柚子(プロフ) - 前から楽しみに読んでいます! (2018年6月7日 22時) (レス) id: f6bf26acb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もなか | 作成日時:2018年2月3日 23時

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