コード・ブルー命の輝き (ページ6)

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緋山「白石！聞こえるー？緋山だけど。さっき診てた開放骨折の女性が妊娠してたみたいで破水しててヘリ間に合わないと思うからここで産ませる。」

白石「了解！人手は足りてる？」

緋山「大丈夫。Aがいるから大丈夫。ただ、Aも怪我してる。顔色は悪いけど大丈夫そう。間に合わなかったら白車で帰るから、戻ったらAの怪我診てもらえる？」

白石「了解！Aに無理させないでね」

妊婦さんの出産もだいぶ終盤にきた

緋山「A？大丈夫？なんか具合悪そうだけど…頑張れる？もう生まれるから赤ちゃんの処置頼んでも平気？」

A「大丈夫大丈夫。OK！いつでも大丈夫！」
吐き気がする…少しずつ体調が悪化してるのは感じてるけど、そんなこと言ってる場合じゃない。

緋山「生まれますよー。最後軽ーく息みましょうね…」

「オギャーオギャーオギャー」

緋山「Aあとお願い。元気な女の子ですよ。おめでとうございます。」

A「はいよー。可愛いですよー」

女性の処置も赤ちゃんの処置も終えた頃には現場も落ち着いていて白車で搬送してもらいみほと2人で電車で帰ることになった
幸い電車も空いていて座ることもでき、体調が優れなかったので一安心…

緋山「A？大丈夫？」

A「ん。大丈夫。」

緋山「本当？顔色悪いけど…寄っかかってていいよ？」

A「んふふ。じゃあ遠慮なく。なんか気持ち悪いんだよね…ここのところ手術続きで、疲れてるのかも…最近食欲もなかったし、そのせいかも」

コテっとみほの肩に頭を預けた

緋山「ん？それいつから？熱とかは？」
Aもしかして妊娠してない？

A「んーいつだろ…熱は計ってないや」

緋山「Aーあのさ、病院戻ったら少し時間ある？」

A「耕ちゃんに待って貰えば…」