コード・ブルー命の輝き (ページ34)

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ヘリポートまで走りヘリに乗ると緊張している灰谷くんと私のことを心配そうにみているはるかちゃんがいた

冴島「本当にA先生は…無理しないでくださいね」

A「大丈夫！いつも通りね…灰谷くんもそんなに緊張しないで…落ち着いてやれば大丈夫だから」

そんな話をしていると無事に木更津市森林公園に着陸した
救急隊員の後を追いながら情報をもらう

救「森林公園の警備の方が、巡回中に倒れているところを発見したそうです。免許証のお名前は秋本二郎さんです」

A「わかりました！ありがとうございます。」

秋本さんの元まで着くと肩を叩いて秋本さんの状態を確認する

A「秋本さん、分かりますか？手握れますか？」

僅かではあるが秋本さんが手を握るのを感じる
状態を確認し翔北に連絡を入れる

A「AFがある！脳梗塞かもしれない」

藍沢「分かった。準備しておく…A無理するなよ…」

A「ありがとう。ごめんね。大丈夫だから」

そう言い秋本さんの搬送の準備を整えヘリで搬送をはじめた
しばらくして横を見ると顔色が悪く具合が悪そうな灰谷くんが目に入った

A「灰谷くん気持ち悪い？吐きそう？」
袋を取り出しながら灰谷くんに問う

灰谷「いや、大丈夫です」

呆れた顔のはるちゃんが目に入って苦笑いをする

A「そう無理しないでね」

秋本「うっ…」

秋本さんが呻いた

A「吐くのはこっちか…」

そう言ってベルトと酸素マスクを外して秋本さんを横向きにすると予想通り嘔吐する
吐瀉物が私とはるちゃんの靴にかかってしまった
灰谷くんに渡そうとしていた袋を広げておくんだったなと少し後悔…

A「誤飲すると大変だから挿管しよう
冴島さんカフ固定お願い」

冴島「…はい」

そう指示を出しながらなんとなく込み上げてくる吐き気を感じうわ、もらいゲロか…と思っていたが、いつもテキパキ動いてくれるはるちゃんが動く気配がなくてはるちゃん？と思って確認しようとすると秋本さんの方に倒れてくるはるちゃんが目に入った

A「はるちゃん？どうしたの？」

隣の灰谷くんを見るとさっきよりも具合が悪そうで私も吐き気に加えてめまいを感じるようになっていた

作者から
ここ数日バタバタしていて更新遅くなりました。
時間はかかるかもしれませんがしっかり完結まで持っていくのでよろしくお願いします