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貴(......あれ？)
声が聞こえた
？1「あらあら、無防備だねェ」
？2「かわいい人間の娘じゃないか。
喰ってしまおうよ」
貴(......喰う？)
ふわふわと夢うつつのなか
身体を起こそうとするがだるくて動けない
？1「意地悪をおいでないよ。
そっとしといておやり」
？2「どうしてさ。寝ているみたいだし
丁度いいじゃないか」
これは果たして夢なのだろうか
この声はいったい誰なんだろう。
それにしてもだるい。
？1「ほら、よく見てごらん。
この子はーーーー」
冷たい指が私の頬をそっと撫でた
貴『わあっ！？』
冷たい感触に驚き
私は弾かれたように起き上がった
貴(な、なにいまの)
周りを見回しても誰もいない
夢だとしたらリアルすぎる
だんだん目がなれてきて景色が見える
貴『ここは...公園？』
とても広い公園だった
貴(誰もいない...)
さっきまで開かれていたお祭りの気配がない
すべて消えていた。マジックのように。
貴(で、ここはどこなの)
キョロキョロ周りを見回し空を見ると
貴(わぁ....)
夜空にはぎょっとするほどの満月が浮かんでいる
貴(赤い月...)
ぞくりとした
貴『早く帰らなくちゃ』
でも
貴(私はどこに帰ろうとしてたんだっけ？)
その時
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作者名：ぱゆたん | 作成日時：2014年7月11日 20時
