4話 ページ5
『それで…失血死したら記憶喪失…になるんですか？』
「いえ、今までで記憶喪失になったのはあなただけだわ。もしかしたら攻撃された時の打ちどころが悪かったのかもしれないわね…」
ひぇ…。記憶喪失で済んで良かった…。失血死でしかサバイバーは復活しないらしく、それ以外の死因だとそのままぽっくり逝くんだって。失った記憶ならまた取り戻せば良いけど、失った命は取り戻せないからね。
ぞくりと身体を震わせると、震えた体をウィラさんがそっと撫でて「私も記憶を取り戻すのに協力するわ」と言ってくれた。ありがとうございます…。綺麗な人は心も綺麗なのね！
「とりあえず、身体はもう大丈夫そうね。明日のゲームには参加できそうかしら？」
『はい！頑張ります！』
ゲームのルールとか、敵からの逃げ方は教わったのでまぁ…大丈夫かな。病院の謎は解明しなかったけど、悪い夢を見てただけだよ。多分！
ーーー
2人が去った後、ぼくは器具や薬品に手を伸ばす。
古びたノートを開いてみると、それはレシピブックだったようだ。ふーむ、前のぼくは随分と難しそうなものを作ってたんかいな…。
かちゃかちゃと器具を弄り、薬品を混ぜ合わせ、レシピ通りに薬を作ってみる。…作り方は守ってるけど大丈夫？よくみるとノートの端に忠告が書かれている。
『えーと、この薬は効き目が強すぎる為自分以外への投与は厳禁とする。自分に使う分にも乱用してはならないし、何より作り方を知られてはならない』
そんな大事な薬なのかな？まぁ、赤線まで引いてあるし気をつけよう…。
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寧彩(プロフ) - イヴさん» そうみたいですね！でも夢主ちゃんは実は纏足されてる…みたいです。本来なら普通サイズになっていたと思われます (2020年8月9日 19時) (
レス) id: 28605b481e (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 夢主ちゃん足ちっちゃいんだw自分と一緒でビックリしたw20センチから成長しないのよね (2020年8月9日 18時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧彩 | 作成日時：2020年6月21日 0時
