1話 ページ2
『…あ、服は用意されてんのね』
女性用のサスペンダー付き短パンと、品の良いブラウス、ボーダーソックスに、ベルト付きブーツ、白フード…何やこの組み合わせ。でもそれ以外に着るものが無いので文句は言えない。下着を付け、いそいそと着替える。
あ、棒付き点滴がある。武器にしよう…。
ゴロゴロと点滴を動かしながらフィールドを彷徨う。
う〜ん…廃病院か。もしかしてぼくはここに入院してて…寝てる間に廃墟になった…とか?
暫く歩き回ると、外?に通じている扉らしきものが見えた。扉は開いている。出た所でだけど、ずっと病院に居る訳にはいかないもんね。
風を読みながら、点滴を動かして共に外へ出る。
段々白い光が視界を覆い、前が見えなくなっていき、
私の意識も遠のいた。
ーーー
「おはよう、氷室さん」
『…おはよう…ございます?』
気がついたら先程居た病室よりも明らかに綺麗な病室に居た。点滴くんはぼくに刺さっている訳じゃないが健在。…何処かの入院患者なのかなぼく。事故にあって、記憶喪失になって変な夢を見ていただけなのかな?
『あの、氷室はぼくの名前ですか?』
「えぇ。氷室Aさん。私はエミリー・ダイアーよ。よろしくね」
…氷室A? 響き的に東洋人か。
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寧彩(プロフ) - イヴさん» そうみたいですね!でも夢主ちゃんは実は纏足されてる…みたいです。本来なら普通サイズになっていたと思われます (2020年8月9日 19時) (レス) id: 28605b481e (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 夢主ちゃん足ちっちゃいんだw自分と一緒でビックリしたw20センチから成長しないのよね (2020年8月9日 18時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寧彩 | 作成日時:2020年6月21日 0時