13日目 ※傭兵視点 ページ14
の第一印象は「東洋の女のガキ」だった。見た目が飛び抜けて良い訳でも無く、強そうな印象も無い。
それ以外では此奴に対して別に何か思ったりはしなかった。
俺は元から此処での人間関係はあまり意識していなかった為、別にサバイバーが増えようが何とも思わない。何故か？此処の人間関係に感情移入したら、試合が終わって此処を出る事になった時の別れが辛くなるからだ。
其奴に名前だけ名乗り、俺は歓迎会の会場からさっさとずらかった。
まさか次の日此処に驚かされるとはこの時は考えもしなかっただろう。
待合室に早めに来ていたその女は俺達と目が合うなり何か言おうとしたが、ガラスが割れる音に掻き消され、其奴はけたたましい悲鳴を上げてステージに飛ばされていった。流石にこれには突っ込んだが。
苦手な暗号機の騒音に耐えながら、俺は解読を進めた。なんとか解読を済ませると其奴から信号が届く。
『ハンターが近くにいる』
直ぐに捕まるだろうと考え、助けに向かうべく探しまわるが、ここで気付いた。
捕まった通知が来ない事、この間にイライとノートンが解読を済ませた事。
「まさか…あの女が…？」
全くの初心者が、3台分チェイスしたってのか？
なんて考えていたら遂に捕まったらしい。俺は再び走り出した。待ってろ、今助けてやるからな…。
それで向かえば今から飛ばされるのに何故かそいつは寝ていて、あまつさえ俺を弟扱いしてきた。こんな時にボケてどうすんだよ全く…。
手当てをして逃げられる状態にしてやると、どうやら解読が進んだ代わりにイライが捕まっていた。信号のスポーン位置からして地下吊り。ノートンのスポーン位置はそこからかなり離れた位置だ。
それならあと一台解読し、ノートン側のゲートと俺達側のゲートを開けて逃げるのが得策だ。仲間を見捨てるからあまりこの策は好きじゃないが。
だがこの女はそれを頑なに拒んだ。初心者で3台チェイスは確かに凄いがイライの飛ばした梟が消えたのを見る辺り手助けもあっての事だろう。
まぁ、良いか…俺は無傷だし肘当て使えば…な…
俺は解読を頼んで救助に向かった。
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もちこ - 作者さん、至れり尽くせり(？)で好きです() ぜひ夢主とイライちゃんの絡みを見たいです...お願いします...！ (2020年12月22日 1時) (
レス) id: 39ef54da9c (このIDを非表示/違反報告)
寧彩(プロフ) - すみれ＠自由人さん» ありがとうございます！ (2020年5月15日 10時) (レス) id: 28605b481e (このIDを非表示/違反報告)
すみれ＠自由人(プロフ) - このお話とても面白いです！ 好きです！← (2020年5月15日 6時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
寧彩(プロフ) - 翠柘榴さん» 納「！！…っ、僕も…です…」 (2020年4月11日 23時) (レス) id: 28605b481e (このIDを非表示/違反報告)
翠柘榴(プロフ) - イソップ君そういうところあるよね、可愛い。好きだよ（唐突な告白） (2020年4月11日 23時) (レス) id: 75b21b0769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧彩 | 作成日時：2020年4月7日 21時
