【第五人格】すみませーん！サバイバーになりたいハンター(仮)でっす！

77日目　※not夢主視点 ページ37

あれから彼女が来るのを今か今かと待っているが、一向に現れない。ここに来るのを喜ぶべきではないが、待ってしまう自分が居る。

彼女がもう死んだ人間だと知ってから、彼女が気になって仕方がないのだ。勿論最初は疑った。あのような死者は見た事がない。というか死者が動いている時点で異常だが。

でも彼女の目は揺るがず、嘘を言っているように見えなかったし、彼女は生きている人間にしては血色が悪いのだ。それならばする事は一つ。彼女(さまようもの)は納棺しなくては。

だが、昼間の彼女と共に昼食を取った際にその気は失せた。何故か彼女は大量の昼食を作っていたのだ。人と話すのが大嫌いな筈だったのに、自分から彼女に問いかけた。

すると彼女は笑顔で『ゲームで私を助けてくれた皆んなに昼ご飯を届けに行くんです！』と言った後更に付け加えた。『前、皆んなが喜んでくれたので作りがいがあるんです！』と。

その瞬間、何故か異常なまでの独占欲が僕の中に渦巻いた。元から自分のものではなかったのに、彼女を誰かに奪われた気がした。

…ごめんなさいAさん。あなたを納棺したのはあなたを助ける為ではないんです。

カチャリと彼女を模した人形の手に手錠のようなブレスレットを付けた。…せめて今だけはあなたを独占させて欲しい。

ーーー

…う〜ん？ gdgdやなぁ。

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