No.249 ページ9
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朝、目が覚めると隣には爆睡の総二郎。散歩にでも行こうかと外に出たが、つくしと道明寺の姿を見つけたAは踵を返し部屋へと戻る。
総「…………zZ」
「…………寝てたら子供みたいに可愛いのに、残念」
一度起きてしまっては目が冴えてしまい、眠る総二郎の寝顔をただぼーっと見ていた。
「…………暇だ」
どれくらい経っただろうか。未だ起きる気配の無い総二郎の髪の毛でくるくると遊んでいると、静かに襖が開いてつくしが顔を出した。
つ「あの、あたし達そろそろ帰るけど……」
「あぁ、先帰ってて。この人起きそうに無いから」
つ「…………うん」
「…………。つくし、ちょっと……」
つ「え……？うん…」
どこか冴えない顔のつくし。何か聞いて欲しい事でもありそうだとつくしを連れ出した。
「何かあった？」
つ「え……？」
「すごい悲しそうな顔してる」
つ「っ…………じ、実は……」
つくしの話によると、昨晩ガラスの割れる音に心配で部屋へ見に行くと、滋さんが道明寺さんに半裸で跨っているところを目撃してしまい、その光景が目に焼き付いて一睡も出来なかった。そして先程道明寺さんに会ったが強烈に意識しすぎてギクシャクする一方だという。
「やっぱり目撃しちゃったんだね」
つ「うん………。あたしったら本当タイミング悪いよね……」
「まぁ、ね。だけどあんだけガラス割れる音が聞こえてたんだもん。仕方ないよ」
つ「…………うん……」
仕方ないとは思っても、やはりつくしには少しショッキングだったのだろう。一向に表情は明るくならない。
「つくしは心配だったんだよね。だから気にしなくていいと思うよ？あの2人も別に怒ったりしないよ」
つ「…………そうよね、気にしてちゃ埒あかないもんね……」
「そうそう。しばらくは考えちゃうかもしれないけど、きっといつか笑い話に出来るよ」
つ「…………うん」
「ところで、その道明寺さんも一緒に帰るの？」
つ「あ、ううん。先帰るって……。それでね、さっき滋さんにも挨拶しに行ったら……目が真っ赤で……泣いたんだと思う…」
「そう…………。ちょっと声掛けてみるよ。つくしは帰っていいよ？」
つ「うん、ごめんね」
「また何かあったら話して？」
つ「うん、本当……ありがとう」
その後、花沢さんにも挨拶を済ませ、向かう先は滋さんのところ。
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ゆいゆい - 初コメです！ ちゃんと送れているかな？ とても面白いです！更新楽しみにしてます (2018年7月16日 14時) (
レス) id: c2ded43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - あんちょらさん» ありがとうございます！最近遅れ気味ですが更新頑張ります！(^-^) (2016年8月23日 17時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
あんちょら(プロフ) - 初コメです！いつも更新楽しみにしています(o^^o) (2016年8月21日 1時) (レス) id: 27977cc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - マカロンさん» お気遣いありがとうございます！♪( ´▽｀)頑張って更新しますのでこれからもよろしくお願いします^ ^ (2016年8月11日 0時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すっごく面白いです！続きが気になります！ 体に負担がかからない程度に更新頑張ってください！！ (2016年8月10日 23時) (レス) id: 0fcf472709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2016年8月2日 2時
