No.244 ページ4
・
滋「つくしも一緒に入ってこれば？♪」
つ「なっ……！！//」
滋「だってあの人でしょ？一緒に居てぼーっと出来るのって！つくしが好きだった人！」
つ「っ！！」
「…………あ〜帰りたい……」
総「右に同じく……」
今までタブーだった為に誰一人としてまともに触れることの出来無かった話につくしはどうリアクションすればいいのかわからず戸惑っていた。思わず道明寺の様子を伺うつくし。
道「そうだよな。ベタ惚れだったもんな」
滋「やっぱり！！」
つ「…………」
「なんか、私達すごいアウェーじゃない？」
総「いちゃいけないような気がする……」
「むしろいたくないレベル……」
総「だな」
出来ることなら関わりたくない話題。しかしつくしは放心状態。こういう時どうすればいい？助けるべきか？
「つくし！滋さん！私達もお風呂入ろう！」
滋「いいね！行こう！！」
つ「えっ、うん……」
何とかその空気を断ち切ると、Aは総二郎に道明寺を任せ、せかせかと出て行った。
滋「あったかーい！幸せーー！！」
「うあー、きもちーー………」
滋「ちょっと、Aってばおばさん臭いよ！」
「年齢的にはあなたのがおばさんでしょ」
滋「あー！言ったなー！？おりゃ！」
「ぶふっ！！ちょっと！何すんですか！」
滋「あはははっ！！楽しー！！」
「楽しくないわ！やめろ！」
滋がAにお湯を掛けはしゃいでいる間、つくしは先程の道明寺を思い返しぼーっとしていた。それに気付いた滋がつくしへバシャリとお湯を掛ける。
つ「ぶほっ！」
滋「どうしたのつくし？元気ない！」
「滋さん、いつものことだからあんま気にしない方がいいですよ」
滋「あははっ！いつもなの！？ウケる！」
つ「ちっ違うの！滋さん家の別荘すごいなと思って……っ！！」
滋「そーお？でもここすごい古いんだよ？明治時代からあるからね」
「そうなの？でも素敵なところだね」
滋「天井なんて抜けそうでこわいよ？」
「あははっ！それは困る！」
滋「でっしょー！？」
滋とAが盛り上がる一方で、つくしはただ黙って話を聞いていたかと思えば、静かに声を出した。
つ「滋さん、良かったね。道明寺のこと」
滋「そう思ってくれる！？ありがとー！！」
つ「うん！」
「…………」
それは本音？それとも……。つくしが心で何を思ってるのかは、Aにはわからない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいゆい - 初コメです！ ちゃんと送れているかな？ とても面白いです！更新楽しみにしてます (2018年7月16日 14時) (
レス) id: c2ded43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - あんちょらさん» ありがとうございます！最近遅れ気味ですが更新頑張ります！(^-^) (2016年8月23日 17時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
あんちょら(プロフ) - 初コメです！いつも更新楽しみにしています(o^^o) (2016年8月21日 1時) (レス) id: 27977cc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - マカロンさん» お気遣いありがとうございます！♪( ´▽｀)頑張って更新しますのでこれからもよろしくお願いします^ ^ (2016年8月11日 0時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すっごく面白いです！続きが気になります！ 体に負担がかからない程度に更新頑張ってください！！ (2016年8月10日 23時) (レス) id: 0fcf472709 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：choco | 作成日時：2016年8月2日 2時
