No.261 ページ21
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楓「あなたご自分が何様のつもりでそんな口を……」
先程よりも更に深くなる眉間のシワ。まぁまぁ、そんな鬼瓦みたいな顔しないで。なんて言った時にはA家崩壊の危機に陥るだろう。ぎゅっと口を紡ぐ。
つ「あたしは何様でも無いですよ。あんたにとってはただの雑草かもしれない。だけど、人に馬鹿にされるような生き方はしてない。あたしはあなたを心底馬鹿にしてます。自分以外の人を、自分の息子をそんな風にしか見れない最低の人間だと思ってます。出て行って下さい。あたしの世界にはあなたなんか入れない」
つくしの発言に驚く一同。しかしAだけは拍手したい気持ちを抑えることに必死だった。そしてそう言うや否やつくしはササっと楓を部屋から追い出した。やっぱりつくしってばやることがぶっ飛んでる。流石だよ。道明寺さんにも是非見せてあげたかったな。
総「すっげえ！！お前めちゃかっこいいじゃん！！」
美「雑草パワー炸裂！」
「そりゃ踏まれても負けないわけだ」
総「かーちゃんのあの顔見たか！？あんなの初めて見たぜ！あの鉄の女がっ！」
類「俺ちょっと感動した」
「感動……？？するとこあったかな……」
間近で見た鬼ばばの顔は何とも悔しそうだった。そして一同はつくしが鬼ばばを言い負かしたことを絶賛していた。あれはすごかった。
「よくもまぁあんな鬼瓦に向かって言えたよね」
つ「だ、だって……悔しくてキレちゃった」
美「しかし知らなかったぜ。マジで司と滋別れてたんか」
総「やっぱな、続かねえとは思ってたんだよ」
「………ついさっき、うまくいってんじゃねぇのとか言ってたくせに」
総「んなこと言ったか？」
「………相手にするだけ無駄だ」
しかし盛り上がるのは良いのだが、気がかりな事が一つ。
総「牧野、お前はどうすんの？司のおふくろ、このまま黙っちゃいねえよ」
美「そうだな、対策考えねえと」
そう。気がかりな事とは、あの鬼ばばがこのまま黙って引き下がることなどあり得ないという事。啖呵を切ったまでは良かったが、火に油を注いだ様な気もしなくはない。だけど、逃げたらお終いだ。つくしも、きっと立ち向かう覚悟があってこその発言だったんだと思う。
「もう逃げらんないよ」
つ「逃げないよ。あたしあのおばさんと闘ってやる」
つくしがその気なら、私は何だってしてあげるからね。つくしの味方は、こんなにたくさんいるんだから。
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ゆいゆい - 初コメです！ ちゃんと送れているかな？ とても面白いです！更新楽しみにしてます (2018年7月16日 14時) (
レス) id: c2ded43cf6 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - あんちょらさん» ありがとうございます！最近遅れ気味ですが更新頑張ります！(^-^) (2016年8月23日 17時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
あんちょら(プロフ) - 初コメです！いつも更新楽しみにしています(o^^o) (2016年8月21日 1時) (レス) id: 27977cc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - マカロンさん» お気遣いありがとうございます！♪( ´▽｀)頑張って更新しますのでこれからもよろしくお願いします^ ^ (2016年8月11日 0時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すっごく面白いです！続きが気になります！ 体に負担がかからない程度に更新頑張ってください！！ (2016年8月10日 23時) (レス) id: 0fcf472709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2016年8月2日 2時
