No.220 ページ10
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美「ま、牧野っ！その娘どっか連れてけっ！」
総「早くしろっ！」
つ「…………」
「え！？つくし！？」
つくしは総二郎とあきらの言葉を無視すると、何だか不機嫌そうに、つんっ！とそっぽを向き背を向け歩き出した。Aは慌てて追いかける。
道「あっおいっ！待ちやがれ！俺はお前に話があんだよ！」
そんな道明寺の言葉も無視し、ズンズンと歩いていく。Aはつくしに追いつき、声をかける。
「つくし？どうしちゃったの？」
つ「バカじゃないの！？勝手にやってりゃいいわよ！もう巻き込まれるのはたくさん！あたしには関係ないっ！」
「随分ご立腹のようで……」
つ「耳噛むぐらいの関係のくせに弁解しようなんて冗談じゃないわよっ！」
「え、まだ疑ってたの？」
ここまでくればもはや呆れてしまう。どう見たって滋さんが一方的に迫ってるだけなのに。弁解ぐらい聞くだけ聞いてあげればいいじゃないか。しかし自分だってこんなくだらない嫉妬の八つ当たりは受けたくない為黙っておく。
滋「ねぇ！」
つ「ぎゃっ！！」
「………どうやったらそこから出てくる事になるのか教えて欲しい」
滋がズボっと草の中から突然出て来た為つくしは驚き、目を見開いて心臓を押さえ尻餅をついた。
つ「なっ何ですか！どっからわいて……っ」
滋「外にお茶しに行かない？」
つ「お、お茶…？いいです、あたし授業あるから」
滋「ねぇ、いーじゃない」
つ「イヤです」
滋「そんなこと言わないで、ねぇねぇ」
つ「………」
滋「ねぇってばねぇ。のどかわいたねぇねぇ〜」
「いや、しつこっ！！ねぇねぇうるせぇな！」
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滋「ん、おいしーい。体冷えちゃった」
つA「………」
結局押しに負けてしまった二人は授業をサボり滋と共に近くの喫茶店へと来ていた。
滋「ほらー良かったでしょ。やっぱり来て」
「どこでそうなるんだ」
つ「あなたが教室まで着いて来たから来たんでしょっっ！」
滋「まぁまぁ。お茶する時争うのはネズミよりバカって言うでしょ」
「言わねえよ」
つ「あたしはネズミ以下かっ！それ、どこのことわざですか？」
滋「私が今作ったの」
「だと思ったよ！」
つ「………」
なんて自由な人。しかしマイペースというかなんというか、お願いだから私達を巻き込まないでくれとAは思っていた。そしてつくしは道明寺を気にいるだけあると感心していた。
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choco(プロフ) - ふう。さん» ありがとうございます！更新頑張ります^ ^ (2016年8月3日 21時) (
レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
ふう。 - 続きが凄く気になります！更新頑張ってください！ (2016年8月3日 17時) (レス) id: b4363f857a (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - 沙希さん» ありがとうございます！そう言って頂けると頑張りがいがあります^ ^ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
沙希 - 続き超きになります！更新どんどんお願いします (2016年7月31日 8時) (レス) id: 8f81495b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2016年7月18日 2時
