No.232 ページ22
・
和「ごめんごめん！授業が長引いちゃってさ！」
「別に待ってないけど」
和「ひ、ひどいや……っ！………あ、そうだ！持ってきたよお弁当！じゃーん！」
つ「うわあ！和也君のお弁当美味しそう！ゴボウの肉巻きがある！」
「ゴボ………なんだって？」
和「ゴボウの肉巻きだよう！二人も食べれるようにいっぱい持たせてくれたんだあ！」
つ「本当！？じゃあおかず取り替えっこしよう！」
総「………ピクニックかい……！」
美「………ゴボウの…肉巻き……？なんだそりゃ」
「………ゴボウがお肉を巻いてるの？」
つ「逆よ逆！肉がゴボウを巻いてるの！」
「………へぇ………」
つくしと和也は3人を置いてけぼりにして、ピクニック気分ではしゃいでいる。作ってきてくれと言われたのはピクニック気分を味わいたかったからなのか？まぁこんなこともたまにはいいかと少しワクワクしてきたA。
つ「じゃーん！」
「わぁ！すごい質素で美味しそう！」
つ「………何それ褒めてんの？」
「褒めてる褒めてる！」
和「美味しそうだね！Aちゃんのも見せてよ！」
「あぁ、うん」
二人のとは随分違う中身に一瞬出すのを戸惑ったが、気分に乗せられパカっと蓋を開ける。中には豪華な和食達。
つ「す………すっごおい！！！何これ！？本当にAが作ったの！？」
「うん、まあ」
和「すごいよAちゃん！！美味しそう！！」
「ありがと」
総「お前何で料理出来るんだよ？」
美「普通シェフが作るんじゃねぇの？」
つ「普通………？」
「小さい頃から料理してるところを見るのが好きで、しょっちゅう覗いてたから」
美「へぇ、すげえな…」
つくしと和也は見たことも無い豪華なお弁当に興味津々だった。総二郎は知らなかった才能に驚き、あきらは流石だと感心していた。
つ「はい！3人とも食べない？こんなもの食べたことないでしょ？」
「何それ？出汁巻卵？」
つ「そうなの！あたしの自信作なんだ！これぞ、庶民の味！」
総美「………ん？うまい！！」
「ほんとだ！美味しい！」
つ和「でしょー！？」
総「お！A！これすっげえうめぇぞ！」
美「ほんとだ！うちのシェフより上手いかも」
つ「わぁ！すっごい上品な味！」
和「美味しい！高級な味だ……！」
「………そんな褒めたって何も出ないけど」
総「お前のそういうとこ可愛くねぇぞ！」
「うるさい黙れじゃあ食べるな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
choco(プロフ) - ふう。さん» ありがとうございます！更新頑張ります^ ^ (2016年8月3日 21時) (
レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
ふう。 - 続きが凄く気になります！更新頑張ってください！ (2016年8月3日 17時) (レス) id: b4363f857a (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - 沙希さん» ありがとうございます！そう言って頂けると頑張りがいがあります^ ^ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
沙希 - 続き超きになります！更新どんどんお願いします (2016年7月31日 8時) (レス) id: 8f81495b1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：choco | 作成日時：2016年7月18日 2時
