No.230 ページ20
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美「なぁ、あれ本当に友達だと思うか？」
総「あ？どういう意味だよ」
つ「え！？まさかっ！脅されてるとか………！？」
美「バカ、ちげぇよ！いや、なんつーか………ただの友達には見えないっつーか……」
つ「…………どわあ！？もしかして！！」
総「うっせぇな！何なんだよ！」
今この席にAはいない。ちょっとごめん、と貴弘を連れてどこかへ行った。残された3人はあの男は何者かという話で盛り上がっている。そしてつくしは以前病室でAが死ぬほど好きな人がいたと言ってたことを思い出した。
つ「………まかさ、あの人が……？」
総「何をぶつぶつ言ってんだよ。気色悪りい奴だな」
もし、そうだとしたら………。これってちょっとヤバイ状況………なのか？いやでも今も好きかはわからないって言ってたし…。でもでも、もしヨリを戻すってなったら？西門さんとは婚約破棄？つくしは色々考えすぎてちょっとしたパニックになっていた。
美「何だ牧野？あいつ知ってんのか？」
つ「………言っていいのか、わかんないけど………。むしろ！本当にそうなのかもわかんないけど！」
総「何だよ、さっさと言えよ」
つ「もしかしたら………Aの……元彼……なんじゃないかな……」
美「元彼………？マジかよ！」
総「…………」
つくしの言葉に総二郎もまた、いつかの日にAから聞いた話を思い出していた。身分の差で別れさせられたと言っていた。まさか、あいつが？
つ「………西門さん、いいの？」
総「あ？何が」
つ「何がって、A取られちゃうかもしんないのよ！？」
総「………取られるも何も俺のもんじゃねぇし」
つ「そんな……」
美「………牧野、しゃあねぇよ。こいつAちゃんのこと好きじゃねぇらしいし？そうなったらそうなった時だよ」
つ「あたし、二人は何だかんだお似合いだし、うまくいけばいいなって思ってたのに……」
総「んなこと言ったら俺らもお前と司がうまくいけばいいと思ってんだぜ？それと一緒じゃねぇか」
つ「あ、………そっか、そうだよね」
西門さんが言った通りだ。あたしはついさっきお節介な二人に文句を言ったばかりじゃないか。つくしは自分の言動の矛盾を反省した。
「ただいま」
つ「あっ………おかえり」
Aは何も無かったかのように元の席に座った。その表情からは何も読み取れず、結局誰も触れられずにその場は解散となった。
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choco(プロフ) - ふう。さん» ありがとうございます！更新頑張ります^ ^ (2016年8月3日 21時) (
レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
ふう。 - 続きが凄く気になります！更新頑張ってください！ (2016年8月3日 17時) (レス) id: b4363f857a (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - 沙希さん» ありがとうございます！そう言って頂けると頑張りがいがあります^ ^ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
沙希 - 続き超きになります！更新どんどんお願いします (2016年7月31日 8時) (レス) id: 8f81495b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2016年7月18日 2時
