No.225 ページ15
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総《今すぐ〇〇遊園地に来い》
《は？何で》
総《来てから説明する》
《いや、今説明して………って切れてるし！！》
ある日の事、 稽古終わりに部屋で寛いでいたところ突然電話で呼び出されたA。理由を聞こうにも一方的に切られてしまった。正直行かなくても何も問題は無い。しかし後々面倒なことになるのは目に見えている。それにしても何故遊園地？5分程ベッドの上で考え込んだAだが、面倒な事が先か後かの話だという結論に至り、仕方なく重い腰を上げた。
「……………どういう状態なの？」
総「遅えよ！やっと来たのかよ………」
美「救世主………！！」
「何？どうしたんですか？」
聞けば、百戦錬磨の俺たちに落とせない女はいないと道明寺さんを諦めさせる為、滋さんを落とすべくデートに誘った訳だが散々振り回された挙句、遊園地にてジェットコースターのみを乗り回していて体力の限界が来たと。それでジェットコースターが大好きな私を呼んだのだと言う。
「で？肝心の滋さんは？」
総「一人で乗りに行ったよ」
美「もう俺ら限界……吐きそう……」
「自分達のこと百戦錬磨とか言って調子乗ってるからですよ」
美「グサッと来たよその言葉……」
と、そこに乗り終えたであろう滋が走ってきた。
滋「あっれ！？Aじゃん！！どしたの！？」
「総二郎さんに呼び出されて」
滋「そうなの！？丁度良かった！この人達体力無さ過ぎてさ、一人で乗ってきたの！」
見た感じでは滋さんはまだまだ体力が有り余っているといった感じだ。総二郎さんとあきらさんが体力無さ過ぎるのか、滋さんが体力バカなのか。きっとどっちもなんだろうな。対象的な3人を見てAはそう確信していた。
滋「ね！あれ超楽しいの！Aも行こうよ！！」
「あぁ、はいはい。行きましょう」
後の二人はベンチにデロンと座り込んだまま動く気配は無く、手をひらひらとさせるだけだった。
滋「ね！楽しいでしょ！？」
「やばい！！クセになりそう……！！」
乗り終わると、二人はすっかり意気投合していた。
滋「ね、あの人達私を落とす為に来たんでしょ？」
「なんだ、気付いてたんですね」
滋「だってわっかりやすいんだもん！でもせっかくだから振り回してやろうと思って！！」
あの二人の努力は一体……。滋さんの気持ちもわかるが、何だかあの二人がとてつもなく可哀想に思えて来た。
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choco(プロフ) - ふう。さん» ありがとうございます！更新頑張ります^ ^ (2016年8月3日 21時) (
レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
ふう。 - 続きが凄く気になります！更新頑張ってください！ (2016年8月3日 17時) (レス) id: b4363f857a (このIDを非表示/違反報告)
choco(プロフ) - 沙希さん» ありがとうございます！そう言って頂けると頑張りがいがあります^ ^ (2016年7月31日 9時) (レス) id: 890dd4e01f (このIDを非表示/違反報告)
沙希 - 続き超きになります！更新どんどんお願いします (2016年7月31日 8時) (レス) id: 8f81495b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2016年7月18日 2時
