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マルコの優しさ ページ23
一人はいや...
マ「！...Aの昔の事はしらないよい
でも、1人にはさせないよい！！」
マルコは僕の手を掴んで
マルコの部屋に向かいながら言った
貴「ほ、ほんとに...？」
マ「ほんとだよい！
もっと俺のことを信じろい！」
そのまま
マルコの部屋に入る
マルコは僕の手を離す
そして、抱き締められる
貴「マルコ......」
マルコ達には言っておきたい
昔のことを...
僕のことを...
マ「なんだよい...？」
マルコは優しく聞いてくれる
だから、僕も聞かれるなら言わなきゃ
逃げてちゃだめ
前に進まなきゃ
貴「僕の昔の話を
聞いてくれる...？」
そういうとマルコは無言で頷いてくれた
それからは
さっきの夢の話を細かく言った
これは僕の過去のことだって言ってね
途中で泣きそうになったけど我慢した
最後に言い終えると
貴「僕のこと...
嫌いになったでしょ？」
マ「...A
今までよく頑張ったよい」
貴「！」
全然違う回答だった
僕のことを見捨てると思っていた
拒絶されると思ってた
でも、マルコは違った
僕に今までよくがんばったよいと褒めてくれたんだ
もしかした、僕はずっと助けを待ってたせいでなにも変わらなかったのかもしれない
自分から進まなかったせい
もし、昔自分から勧めたらなにか変わっていたのかなと思う
けど、今は
マルコにありがとうという気持ちしか出てこなかった
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作者名：松野 薫 | 作成日時：2016年8月9日 11時
