今、伝えたい想い ページ22
＊
「で…？…なんでこんなとこにいたの？」
窺うように浴びせられる彼の視線。
「…だって…いなくなっちゃうから。
あれで…最後だなんて、嫌だったんだもん…。」
私の口を吐いて出るのは、情けないほど子供みたいなセリフ。
「うん、それで？」
「ケーキ、見たの。」
「うん。」
「思い出した。」
「そっか。」
伝えたい想いが溢れて、うまく言葉にできない私に。
彼は、ただ頷きながら続きを待っていてくれた。
「記念日…忘れてて、ごめんなさい。
ここのところ、忙しくて…余裕がなかったの。
でも、それも全部、言い訳…。」
「うん。」
「そんな私に、ｼﾞｮﾝｳﾝは何も言わなかったのに……それなのに私は、酷いことを言っちゃった。本当に、ごめんね？」
「うん。」
何を考えてるのか分からないから…
伝えるのも、怖い。
でも、これだけは言いたい。
言わなきゃいけない。
「やっと、気付いたの。
今さら、遅いかもしれないけど……」
こんな自分が情けなさ過ぎて、また涙が溢れそうになるけど。
「ゆっくりでいいから。続けて？」
必死に堪えようとする私に…
彼はそっと手を伸ばして、優しく頭を撫でてくれた。
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PUGTISLAND(プロフ) - 久しぶりに読み返してますがやはり萌さんの作品私好きです。とくにチョコ&キャンディカップルのストーリーが。 (2018年12月24日 23時) (
レス) id: 1f597ac32d (このIDを非表示/違反報告)
Haluka(プロフ) - はじめまして(*^_^*)すごく面白かったです!! (2015年1月14日 20時) (レス) id: 5c0884b0e1 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - パランさん» パランさん、こんばんは★パスはメッセージしましたぁ〜♪確認してみてくださいね^ ^ (2014年10月31日 23時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
パラン(プロフ) - 萌さん、こんばんは！いつも楽しく拝見しておりました。以前にもパスを問い合わせさせて頂いたかもしれませんがしばらく来ない間にわからなかくなってしまいました（ ; ; ）よかったらもう一度教えて頂けませんでしょうか？よろしくお願いします！ (2014年10月30日 2時) (レス) id: 707a534cfb (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - りすさん» りすさん、コメありがとうございます。こちらこそ、お手数をおかけして申し訳ありません…（ ; ; ）パスはメッセージでお送りさせていただきますね。そちらも確認してみてください〜。 (2014年9月17日 20時) (レス) id: 6c8785ec3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe
| 作者ホームページ：http://www2.hp-ez.com/hp/moenovel/page1
作成日時：2013年8月31日 21時
