移動 ページ11
「あの……店長…」
重い口を開くと店長は驚いたようにこっちを見た。
店長「どしたのそのガス声！？」
「あ、ガスガスなのは置いといてください。」
言いづらかったけど、店長はあっさり
店長「おお！いいじゃん！！」
といった。
「へ？」
店長「毎日イケメンたちを目の前で見れるんだろ！？いいじゃんいいじゃん！」
そんなこんなで韓国へ移動することになりました。
出発の日、空港で一人時間潰しにお土産を見ていた。
なに買っていこうかな…
SH「いたいたいたいた！！」
店長「どこどこどこどこ」
SH「Aちゃん！」
「へ…？」
目の前にいたのは私服姿のスンヒョク先輩と店長。
店長「見送りに来ちゃった〜！」
「ふふ、ありがとうございます」
店長は
私を救ってくれた。
母が亡くなり、父に捨てられた私
唯一いた母方の祖母の家に引き取られて過ごしてきた中
二十歳を迎えた年に祖母も亡くなり
お金もなく、仕事にも就けなくて
一人夜道で泣いていた私に
「大丈夫？」
そう声をかけてくれた店長。
今も、見送りに来る人がいない私のことを考えてくれて
ここまで来てくれてる。
〜○○ に搭乗される方は…
「あ、やばい…」
急いでそこにあったのを手に取り、レジで会計を済ませた。
チェックインの場所まで行って、立ち止まった。
「店長、先輩、ありがとうございました。。」
店長「うんうん、また遊びにおいで」
SH「待ってるよ」
こんなに温かく接してくれるのに
「……ｳｯ…」
SH「Aちゃん？」
「……ｸﾞｽｯ、すみません…っ」
店長「大変だったね。お疲れ様」
「ありがとうございました………っ」
SH「もう泣かないの。せっかくこれからイケメンと会うのに。笑」
そういって軽くハグをしてくれた先輩。
店長「僕がスンヒョクくんと同じことしたら色々と問題になるからやめとくね？笑笑」
SH「ははは笑」
「ふふ笑笑」
こうやって三人で笑うのも
次はいつになるかわからない。
「じゃあ、、いきますね」
SH「ありがとね。向こうでも頑張ってね！」
店長「頑張って！いつかテレビに写ってね」
「私はテレビに出ませんよ！笑」
深々と頭を下げて
二人の姿が見えなくなるまで手をふり続けた。
私がテレビに出るわけないじゃないですか店長。
思い出し笑いしてしまう。
そんななか気づくと目の前には大きな飛行機が佇んでいた。
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ももも(プロフ) - ユンギモンさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年1月3日 3時) (
レス) id: e17d7c8b44 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギモン - 初めまして!!私もユンギに心掴まれました(笑)この小説好きです!!ユンギペンな私なので嬉しいです(*^^*)これからも応援してるので頑張ってください!!! (2019年1月2日 15時) (レス) id: d12743bb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももも | 作成日時：2018年12月30日 12時
