[BTS]大嫌いなナルシスト___JIN (ページ33)

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溶けるページ33

JHside

JN「………Aっ ……」

すがりつくようにヌナに抱きつくジンヒョン。

静かな部屋に全員が鼻をすする音だけが響く。

「ジナ………っごめんね…… っ！！ごめん………ね……っ……」

JN「A……」

JN「ずっと会いたかった………っ」

「……っごめ …っん……ふぇえ…」

何か固く心を包んでいたものが溶けたように

大粒の涙を流す二人。

周りで立っているメンバーやスタッフ全員も涙を流してその光景を見守る。

ああ、このヒョンは本当に愛されてるんだ。

～

Aside

「ジナ…落ち着いた？」

JN「…………」

「寝ちゃったか……」

JN「……A……」

「ん？」

JN「………」

寝言…か

隣で座ったまま寝るソクジン。

最近寝てないってユンギさん言ってたな…

ようやく寝られたんだから…ちゃんと寝ないと…

「座ったままだと休めないよ…」

「布団も……」

ソクジンを寝転ばせてブランケットでも取りに行こうとした時

「えっ？」

ソクジンにズボンの裾を掴まれた。

JN「布団…いらない…から…」

JN「Aも…横来て…」

「え？」

言われた通り横に引っ付いて座ると、

JN「違う…」

突然腕を引かれ寝転ばされた。

JN「…布団代わりに。」

そういって思いきり抱きついてくるソクジン。

そのまま寝ちゃったし。

こんな密着して寝てるとこメンバーに見られたら…

そんなこと考えながらも

睡魔に襲われていった。