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桜咲祭から、僕は有難いことにかなり忙しくなり、ツアーの打ち合わせや、海外のお仕事であったりと、なかなか神社へ行く時間がなかった。
結局、僕が神社へ足を運んだのは、夏、青々としていた葉が落ち木枯らしが吹くようになった頃だった。
鳥居をくぐり、拝殿に向かって歩く。風でヒラヒラと落ちてきた茶色い葉が足元に落ち、クシャっと言う音と共に、細かく粉砕される。
『痛いっ、』
「えっ?」
『なんちゃって、笑』
拝殿の前の階段に座りながら、足をパタつかせ桜の落ち葉で折り紙をしてい
たA。
『お久しぶりですね、イケメンさん!』
「久しぶり、A。寒そうだね、その格好。」
Aは夏と変わらず、半袖のピンクのワンピースに薄いカーディガンを着て
いるだけだった。
『寒いですよ、…本当に、もうそろそろ衣替えしなきゃだ…。』
「神様も衣替えとかするんだ。」
『しますよ!!そりゃあ…先週あたりからかなり冷えてきたので、冬服をひっぱり出さないといけないとは思ってたんですけれどね…。やっぱり、ちょっと面倒臭くて、笑』
「ふふ、人間と同じだ。笑」
『んふふ、ですね。』
“クシュン”と横からクシャミが聞こえれば、はぁーっと手に息を吐き、手を擦るA
「…しょうがないから、僕がマフラー貸してあげる。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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もゆ(プロフ) - ききさん» これから、ゆっくりこのお話を更新していこうと思っていますので…是非楽しんでいただけたら、、と思います…!また、何か質問などありましたら是非是非コメントしてください…! (2020年5月4日 14時) (レス) id: 61d30cf802 (このIDを非表示/違反報告)
もゆ(プロフ) - こんにちは!そうです!現在Twitterの垢では裏を主に出させて頂いていまして…。このお話は凄く長くなりそうだったので、占ツクでの連載にしようと思った次第です…本当に急に変えてしまったので、申し訳なく思っております(-.-;) コメント、本当に嬉しいです…! (2020年5月4日 14時) (レス) id: 61d30cf802 (このIDを非表示/違反報告)
きき - こんにちは!唐突で申し訳ないんですが、このお話好きです!以前ツイッターで見たことがあるんですけど、その時のMOEさんですか?アカウントがなくなっていたので...赤の他人だったらごめんなさいm(_ _)mこれからも更新楽しみにしてます! (2020年5月4日 12時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もゆ | 作成日時:2020年4月29日 11時