君とともに過ごした日々

32ｰ貴女sideｰ ページ34

新たちの部屋に戻る。

先輩はなぜかニヤニヤしてて、新はムスッとしてた。

横を見ると、珍しく笑っていない真理佳ちゃん。

あー、緊張してるのかなー(笑)

貴女「…新、どうしたの？」

新「な、なんでもないけど？」

貴女「ふーん。」

そういうと私はツンツンと真理佳ちゃんをつついた。

真理佳ちゃんはビクッてなったけど、すぐに新の方に走り寄った。

真理佳「あ、あらたくん…」

新「なに。」

真理佳「私のこと、好き？それとも、（人２）ちゃんが好きなの？ねえ、どっち？」

私、どっちが好きかとか聞いてって言ったわけじゃないんだけどなぁ。

そう言われると私も少し緊張しちゃうじゃん。

でも、答えが聞きたいよ。

新「そんなの決まってんじゃん。」

新はそういうと、真理佳ちゃんを見た。

新「お前みたいに大切な人を傷つけるヤツ、好きになれないし。」

真理佳「そ、それ、って…私、きら、いっ、て、こ……と？」

新「うん。俺が好きなのは…


（人２）だけなんだけど。」

貴女「は？え？」

ボーッとしてた時にいきなり名前を呼ばれたからびっくりした。

貴女「ごめん、私、聞いてなかった。もう一回言って？」

いや、聞こえてましたよ？

新「……だから、（人２）のことが好きなんだよ！」

あ、あ……ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

急に顔が熱くなった。

いや、もう全身熱いんですよ？



こんなシチュエーションありですかね！

悪役倒した瞬間告白とか！！

どこの恋愛ゲームですか！！！

エクスクラメーションマークが1個ずつ増えてんだよこのやろー！！！！



返事…するのかな？

いや、とりあえずこの家から出たいんだけどな。

貴女「新、落ち着け！！！いや、まず私が落ち着くべき？

いいや、とりあえず、帰ろう！な？」



だれか、この胸のドキドキを止めてください。

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