君とともに過ごした日々 (ページ31)

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買い物に行こうとしたのはいいんだけど、よく考えたら新がいないのに葵ちゃんはいる。

個人の仕事かな？

葵ちゃんに聞いてみよう。

貴女「葵ちゃん、新、仕事？」

葵「いや、今日は俺達はオフだよ？」

嫌な予感…

もしかしたら新は私に内緒で先輩のところに行ってる？

新のことだもん。

絶対にそうだ。

昨日のことで新は怒っているのかな。

だったら、新が暴走するかもしれない。

前も1回そういうことがあった。

だったら、早く行かなきゃ。

上着を着て私は走って先輩の家へ向かった。

でも、その前に………

先輩の家についた。中から声が聞こえた。

新の声と先輩の声。

新は叫んでるような気がする。

やばい。

インターホンを鳴らさないで重たい扉を開ける。

え、鍵かけてないじゃん。

それはどうでもいい。

声の聞こえる部屋に急いだ。

部屋に入ると、新達は私に気づかないでまだ言い争ってた。

新「……自分しか守らないのか？」

先輩「ああ、そうだよ。…」

先輩がそう言うと、新は立ち上がって先輩の胸ぐらをつかんでいた。

止めなきゃ…っ！

貴女「新っ！！やめて！」

私が叫ぶと新はびっくりしていた。

新「おまっ…なんでここにいるんだよ！！俺はまだこいつに話があるんだ！」

貴女「私のことはもういいよ！新に何かあったらどうするの！？葵ちゃんに聞いたら仕事ないよって言っててもしかしたらって思って。来てよかった。」

新「話全部聞いてたのかよ！」

先輩「そこでいちゃつくのやめてくれないかなぁ。」

新「いちゃついてなんかない！」

先輩「ふーん？」

まただ。

でも、新は私の前では絶対に人を怪我させたりしない。

私の前だけじゃなくて、どんな時でも…だ。

それはまぁいい。

そろそろ、来てもいいと思うんだけどな。

あの子、先輩にくっついてるから、すぐ来ると思うんだけど。