24ー貴女sideー ページ26
うっすらと目を開ける。
白い天井が見える。
…ここどこ?
さっきのは何?
私の、なくしていた、記憶?
記憶が戻った?
"新君"は昔の"新"だった?
そうか。
私の中で全部繋がった。
だから、新は私のことを知っていたんだ。
新「…目、覚めた?」
貴女「…新。」
新「!?」
貴女「私、私…っ!!ごめんなさい、ごめんなさいっ!」
私の記憶の中に新がいつもいた。
今も昔も私にとって大切な人。
新「泣きたい時は泣いてもいいんだよ?」
貴女「ありがと…」
そういったとたん、目から涙が溢れてきた。
新はそっと抱きしめてくれて。
しばらくして、やっと落ち着いた頃にお医者さんが来た。
医師「特に目立ったケガもないので、もう帰ってもいいですよ。」
貴女「ありがとうございます。」
新「そういえば、今日お母さんいないんだろ?おれんとこ来いよ。」
貴女「いいの?迷惑じゃない?」
新「おぅ。」
貴女「じゃあ、おじゃましてもいいかな(o´罒`o)」
貴女「ねぇ、新。」
新「ん?」
貴女「真理佳ちゃんと付き合ってるの…?」
新「なんでだよ?」
貴女「先輩が、新が、真理佳ちゃんと付き合い始めたから、私の味方は、誰もいないよって…」
自分でもわかるくらいに声が震えてる。
新「お前ってそういうとこ鈍いよな。」
貴女「なにそれっ!どういうこと?」
新「好きなやつがいるのに、なんで違うやつと付き合う必要があるんだよ。」
貴女「え…?つまり、新は、真理佳ちゃんが好きでもないし、付き合ってもないってこと?」
新「そ。」
貴女「なんだぁ。私、裏切られたのかって思ってすっごく悲しかったんだから!」
でもさ、新が好きな人が自分じゃなくても悲しいな。
片想いってやつだよね、きっと。
新「……(人2)。」
貴女「何?」
新「さっきから気になってたけどその呼び方。もしかして、思い出したのか?」
貴女「うん。」
新「じゃあ、あの約束も?」
貴女「あー、うん。覚えてる。話せると思う。」
新「いや、いい。高校生になって初めてあった時にお母さんに聞いた。」
貴女「そっか。」
新「ここ。」
貴女「は?でかっ!これが寮?マンションじゃなくて?」
新「うん。」
新によると、クラスの女子たちが言っていたSix GravityとProcellarumというグループの人たちが住んでいるらしい。
私、アイドルの住むところに泊まっていいのかな。
まあ、部屋も空いてるらしいし、いっか(o´罒`o)
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みーはー(プロフ) - 次の作品も楽しみにしています♪。.:*・゜ (2015年12月27日 23時) (レス) id: 5846df2360 (このIDを非表示/違反報告)
やましたみう(プロフ) - 更新あざます!素敵でした!! (2015年12月27日 22時) (レス) id: b8b8535e12 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳。(プロフ) - もう最高でした!更新まってます!!!(^ω^) (2015年12月27日 11時) (レス) id: 0a92c7fe1f (このIDを非表示/違反報告)
やましたみう(プロフ) - 新くんがすごいかっこよかったです!!更新楽しみにしてます!((o(´∀`)o)) (2015年12月27日 2時) (レス) id: b8b8535e12 (このIDを非表示/違反報告)
しか┗┻━( ・`ω・´)┻┛ - めちゃくちゃ最高でした!!また小説出してください!! (2015年11月19日 17時) (レス) id: 3b681e9390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえめろ@新推し | 作成日時:2015年11月15日 1時