君とともに過ごした日々

19ｰ貴女sideｰ ページ21

私、バカだよね。

好きな人とあえなくて、話せないってことがどれだけ辛いか…

それくらい、考えたらわかるよね。

涙、とまらないや。

今、私は保健室のベッドの上にいる。

保険室の先生は泣いてる私を見て、すぐにベッドをかしてくれた。

ずっとこのままこうしていたい。

私は新君に依存していたのかもしれない。

こんな短期間で依存しちゃったのは、どこか出会った気がするから。

なんで私は記憶がないんだろう。

記憶がない悔しさを初めて知った。

頭、痛くなってきた。

私はそのまま眠りに落ちた。







貴女(…どれくらい時間が経ったんだろ…)

目が覚めて時計を見ると、もう15時49分。

もうちょっとで5時限目が終わっちゃう。

貴女(動きたくないよ…)

隣を見ると、聖那からの着信がたまったケータイが置いてある。

心配かけちゃったな。

後で謝らなきゃ。

教室に戻ると、聖那が駆け寄ってきてくれた。

聖那「大丈夫？」

貴女「うん…」

聖那「そう。よかった！…あ、そうそう、卯月君からの伝言。さっきはごめん、だってさ。」

貴女「なんで。」

聖那「え？」

貴女「なんで新君が謝るの？私が悪いのに…！！」

聖那「お、落ち着いて、（人２）。きっとすぐに仲直りできるから！」

貴女「喧嘩したんじゃないんだよ？私、新君に近づかないでって言っちゃったの。もう、自分が嫌だよ…！！」

聖那「泣きたい時は、泣けばいいんじゃない？なにもかも自分で抱え込む必要ないよ？」

貴女「新君と、同じ事言ってくれるんだね…(つД｀)ありがとう。」

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