君とともに過ごした日々 (ページ18)

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16ｰ貴女sideｰページ18

真理佳ちゃんの先輩は、背が高くて、ベルトにチャームがついていて、耳にピアスを開けていて、髪の毛を染めていて…

いかにも«不良»って感じの人だった。

今更に思い出す。

あ、今日お母さん出張で明後日まで家に誰もいないじゃん…

ついてない。

先輩(？)の不敵な笑みが目に入った。

え？

まさかの暴力ですか。

顔とかだけはやめてほしいな。

バレるじゃん？

先輩「ふーん。かわいい系の子かと思ってたら、美人系だったなー(笑)でも、その方がやりがいあるかも？まぁ、よろしくね？（人２）ちゃん♪」

真理佳「この子、好きに使っちゃってください(ﾆｺｯ)」

先輩「ほんと！？やったね…じゃあ、持って帰っちゃおうかな？」

真理佳「もっちろん！もう、先輩の''モノ''ですからね(黒笑)」

二人の会話の意味がわからない。

持って帰る？私を？

どこに？家に？

え、家！？知らない男の人の家とか怖っ…

とりあえず、ここから離れたい。

でも、その先輩(？)が私の手首を握ってるせいで動けない。

足も震えてるし…

先輩「あれれぇー？もしかして（人２）ちゃん、震えてるの？大丈夫だよ。何にもしないから……さ？」

貴女「え、あ、あの……は、はなしてくださいっ！！」

真理佳「ギャハハ！あんた、先輩の''モノ''なんだからおとなしくしてなきゃー！それに、先輩、嘘下手すぎますって！｣

先輩「そうかなぁ…俺にしては結構うまかったと思うんだけどな…」

嘘？え、嘘って何？

何が嘘なの？

何にもしないから…ってとこ？

うわぁ…

先輩「あ、もうこんな時間だわ。二人共真面目でしょ？ほら、教室帰りな。じゃあ、また放課後ね、（人２）ちゃん♪」