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やばい!!
隣の車と争うように必死に自転車を漕ぐ
昨日 帰ったあと、疲れすぎてご飯の前に寝てしまい、夜寝れなくなって案の定寝坊してしまった
駐輪場には誰ひとりいなく急いで教室まで走っていると
「あ、Aおはよ〜!!」
サッカー部の部室のドアから聞こえた声
そこには鍵を閉めながら余裕な表情の飛貴くんがいた
『なにしてるの遅刻しちゃうよ!?』
「朝練!え、今何時?」
『8時32分!あと3分で遅刻になっちゃう』
えっやばっと言いながら慌てて鍵を閉め
飛貴くんも走り出す
『…ちょ、まって』
もちろん体力もない私は飛貴くんについていけなくて
飛貴くんだけでも遅刻にならなければいっか
なんて思っていると
「ほら、はやく」
____ あっ
振り向いた飛貴くんは私の腕を掴んで一気に階段を登り始めた
『お、遅れちゃうからっ、先行って』
喋るのが精一杯でそう伝えると
「ひとりで遅刻するなら2人の方が良くね?」
首を傾げ振り返りながら笑顔でそう言われた
さり気なく私が持っていたトートバッグを手からとり再び走り始めた
どこまで優しいんだ飛貴くん ( ;∀;)
その後ろ姿に少しドキッとしたのは秘密
全力で4階まで上がり、飛貴くんが教室のドアを勢いよく開ける
「せーーーーーーふ!!!!」
勢いよく音を立てたドアにクラスのみんな一斉に私たちの方向を向いた
腕時計を見ると
8:34
よかった、間に合った
「いやー、遅刻するかと思ったー」
そう言いながら自分の席に歩く飛貴くん
『飛貴くん荷物持ってくれてありがとうね
遅刻しなくてよかった』
「あ、全然大丈夫だよっ!ほんとに良かったね〜」
飛貴くんはにこにこしながらそう言い汗いっぱいの髪の毛をワシャワシャとタオルで拭いた
ふと隣を見ると頬杖をつきながら何処かをみている那須がいた
『那須おはよう!』
顔を覗き込むようにそう言うと
「おう」
この一言だけを言ってまたそっぽを向いてしまった
どしたの、ちょっと素っ気ない?
… いつものことか!!
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彩花(プロフ) - 凄く面白いです!更新待ってます! (2020年1月18日 16時) (レス) id: 7fda05ffd5 (このIDを非表示/違反報告)
パチャ - 那須君カッコイイ!!更新頑張ってください!!! (2017年8月24日 9時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
RUKA - 更新頑張ってください!!! (2017年8月18日 17時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん神担 - 更新有難うございます!私、那須君好きなので更新されるのが楽しみです!! (2017年7月12日 14時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん神担 - すごく面白いです!更新頑張ってください!!待ってます!!! (2017年7月10日 15時) (レス) id: f9149646f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もえぴの♪ | 作成日時:2017年5月27日 16時