同居人はedn組？！【edn組】

3 ページ24

｢次はAだな！｣
｢えっ！｣
｢さっきから蚊帳の外みたいな顔して見てましたけど、あなたもここの住民ですからね？｣
｢うっ｣

オリバーさんに全て見抜かれていた。
このまま空気になってやり過ごそうと思ったのに…

｢じゃあAの告白まで！3.2.1…｣


｢貴方と、同じ月を見ていたいな｣


｢すっごく素敵…｣

オリバーさんが乙女のようなセリフを言って拍手してくれる。

｢いいな…夏目漱石のアンサーみたいだな…！｣
｢ベッタベタですねぇ〜…アメリカのケーキ。｣

レオスさんの例えはよく分からない。

｢こういう時に敬語外すのズルいわ…｣
｢可愛いね！｣
｢んーアクシア？お前そういうの本当サラッと言うよな？｣
｢だって可愛いもんねぇ？｣
｢ありがとうございます…もう勘弁してください…｣

なんで皆このノリを恥ずかしげもなく出来るのかわからない。
とにかく顔から火が出るほどに赤くなった私を、｢よく頑張った！｣とローレンさんやオリバーさんが慰めてくれた。
｢紅葉しております〜いやぁ、秋ですねぇ〜｣とか言って煽ってきたレオスさんの事は忘れない。

｢次はどちらがやるんですか？｣

無理やり2人も強制参加の流れに持っていってやった。

｢私が！｣
｢レオス君をトリにしたいので僕行きますね｣
｢えぇ〜？｣

先にやりたがっていた博士だが、教授に遮られてトリが確定した。

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す