条件 ページ16
｢うん！美味しいぞこれ！｣
｢本当だ！美味いね｣
｢美味しいねぇ｣
｢美味しいですねぇ〜！｣
うまい、うまいと言って食べてくれるのは、作った方からするととても嬉しいものだ。
こんなに温かい夕飯なんていつぶりだろうか。
ふとレオスさんを見るとパクパクモグモグ、茶碗を抱えてガツガツと食べてくれているので、先程の視線は気のせいだったのだろう。
｢ご馳走様でした！｣
｢いや〜、こんな美味い飯食べたのいつぶりかなあ？｣
｢うん！本っ当に美味しかったぞ！｣
｢そんなにですか？ありがとうございます｣
少し照れくさい気持ちになった。
｢私から言わせてみれば少し辛かったですけどねぇ？｣
憎まれ口を叩く人もいるが。
貴方ガツガツ食べてたでしょうが。
｢後片付けは俺に任せて｣
｢私は部屋で作業します。資料作りが終わらないんで。見通しが甘かったんですかねぇ…？｣
｢博士の見通しが甘いのはいつもの事だろう！私も明日までにやる事があるんだ！ローレンありがとう！｣
｢僕も明日の講義のプリント纏めなきゃなので、部屋にいますね。何かあれば呼んでください｣
各々やる事があるみたいで、私は何も無いのでローレンさんの手伝いをしようと考える。
｢じゃあ、これからもよろしくね家政婦さん｣
と、みんなが席を立つ前ににっこりとしてローレンさんが私を見て言った。
｢ここで住ませてあげる。その代わり俺らに尽くすこと！これが条件ね｣
｢なるほど！それいいな！私達だけでは堕落してしまうからな！｣
うんうんと頷くパタ姐。
｢じゃあ僕はここに住みますね。大学から近いからという理由であっちに住んではいたものの、Aくんの負担を少しでも減らしてあげないと。｣
｢オリバー君は優しすぎますねぇ〜｣
｢向こうの生活も疲れてきてたし、どっちにしろ帰ってきたいとは思ってたからね｣
｢そうなんですかぁ？…ま、せいぜい尽くしてくださいね？Aさん？｣
｢は、はい…｣
何らかの圧を感じるが、とりあえず家事をするだけでここに無償で住めるだなんてこれ以上のいい話はない。
今までの生活と比べたら全然良いと思える。
｢改めて、よろしくお願いします…！｣
｢こちらこそだ！｣
｢よろしく｣
｢よろしくお願いします｣
｢お願いしますぅ〜｣
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頭華(プロフ) - くらげさん» えへへ…コメントありがとうございます♡ (2021年10月5日 22時) (
レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ヒィ…おそろしい…axくん…まさかここでクローンネタがくるとはって感じです想像の斜め上をいかれた流石すぎる…本日もお疲れ様です (2021年9月28日 17時) (レス) @page41 id: 8ae060a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - Fineさん» コメントありがとうございます！勝手に脳内で博士の声で再生してしまいました笑 アクシア君の抱えているものがうまく描写できてたらいいな… 頭抱えて飛んで頂けたら幸いです！ (2021年9月28日 2時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
頭華(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます！重たいですよね笑表情筋ぶっ壊れてほしいですねぇ〜 (2021年9月28日 1時) (レス) id: f03d065939 (このIDを非表示/違反報告)
Fine(プロフ) - あぁぁあぁぁあ何ですかこれぇ！？！？！？ｱﾞｱﾞｱﾞ重くて好き〜こんなの待ってました〜！！！！私の心臓が持ちませーん！いつも更新楽しみにしてます！アクシア……君は一体何を抱えているのかい……それ次第では私は頭抱えて飛ぶぞ……。 (2021年9月26日 16時) (レス) @page37 id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭華 | 作成日時：2021年9月5日 2時
