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7* ページ8

〜凛月side〜


Aがメールをしてから……

ううん、俺が明日はいないと言ったときからAの様子がおかしい……


ずっと下を向いて、真っ暗なスマホを見ている……


髪のせいで顔はよく見えないけど、どこか悲しそうな顔をしていた


プルルルルル


「あ、電話…」


家の電話が珍しく鳴った

Aはハッ!となって、電話を取りに行った



「あ、うん……。大丈夫。迷惑、かけてないよ……」



Aの言い方でイヤでも分かる……


電話の相手はあいつだ



そう思ったらイライラした


電話の相手のあいつに?

ううん、違う


何も言い返さないAに?

それも、違う


何も出来ない自分にだ



昔も今も何も変わらない…

泣きそうなAに俺は黙って見てることしか出来なかった

何か、変わったと思ってた……



「……結局、何も変わらない…」


俺はあそこに飛び込む度胸もない…

兄者みたいになれない…



『ごめんなさいっ!』

『やめろっ!!Aは何も悪くないだろっ!?今回はたまたまだ!!』


謝りながら頭を下げるA、そんなAをかばう兄者…


『零、どきなさい。そんな奴と一緒にいなくていいのよ。凛月とあっちに行ってなさい。私はその____』



この後の言葉に俺は重い凶器で殴られた気がしたんだ



『"出来損ない"に用があるの』



Aはいつも笑って楽器をしていた

メロディーはとてもきれいで俺も兄者も大好きだった


今回の大会は世界を規模にしてる大会だ

結果は2位


世界を相手に2位なんて、普通は誉められるはずなのに……

ここは、違う……


『外に行ってなさい』


この人は__お母さんはそれを許さなかった


Aに期待しているのか、夜遅くまで練習していたり厳しく接していたり……


今回はそれがいけなかった


プレッシャーにストレス、睡眠不足……

あげたらきりがないぐらい……


それが今回の2位の原因だ




『お兄ちゃん、いいの。悪いのはAだから……』


あんなに苦しく笑うAを見たことがない…

あんなに泣きそうなAを見たことがない…








































































あんなに小さくなって震えてる妹を俺は助けることもせず、ただ、見ていることしか出来なかった……

8*→←6*



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モエ(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» 了解です(^_^ゞ (2017年7月16日 5時) (レス) id: 52548972fe (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ならまーくんでお願いします(`・ω・´) (2017年7月15日 22時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - チェリー☆拓郎さん» ありですよ! (2017年7月7日 15時) (レス) id: 52548972fe (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - 落ちってまーくんありですか!!!!???? (2017年7月7日 12時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー☆拓郎(プロフ) - ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イついにまーくんと音駒の対面(?)だー?? (2017年7月4日 21時) (レス) id: ad3a02f993 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モエ | 作成日時:2017年1月7日 20時

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